2026年6月22日週の週間騰落率

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 読売新聞社が公表する日本株の株価指数「読売333」。

 投資情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」などを運営する「DZHフィナンシャルリサーチ」の日本株アナリストである小松弘和氏が、毎週月曜に、前週を振り返りながら、読売333の値動きを解説します。構成銘柄の動向も詳しく紹介し、日本株市場の「今」が分かります。

先週の読売333

 読売333は週間で0・9%安。日経平均は2・7%安、TOPIXは2・0%安となった。

 週明けの22日に3指数がそろって史上最高値を更新。日経平均は25日にも高値を更新した。ただ、米国の半導体メモリ大手マイクロン・テクノロジーの決算を消化する週で、AI関連銘柄の値動きがかなり荒くなった。日経平均は25日にはマイクロンの好決算を確認して3000円を超える上昇となったが、26日にはAI関連の主力銘柄が総じて弱く、3000円を超える下落。週間では3指数がそろって下落した。

 上昇日も下落日もAI関連の振れ幅が大きく、大型ハイテク株の影響を受けやすい日経平均が、3指数の中で最もパフォーマンスが悪かった。AI関連以外でも時価総額の大きいメガバンクやトヨタ自動車(7203)などが軟調で、TOPIXも大きめの下落。読売333は良くも悪くもAI関連の影響が相対的に軽微で、下落日の落ち込みの度合いが限定的となった。日経平均は大荒れの週となったが、読売333は比較的落ち着いた動きであった。

個別株の動向は?

 アクティビスト(物言う株主)の大株主浮上が判明したJ・フロントリテイリング(3086)やエア・ウォーター(4088)が急騰。Jフロント以外にも、高島屋(8233)や三越伊勢丹ホールディングス(3099)など、百貨店株の動きが良かった。AI関連の多くが売りに押された中、フジクラ(5803)は大幅上方修正を好感した買いが続いた。

 一方、出資先の米オープンAIが新規公開を延期するとの観測が伝わったソフトバンクグループ(9984)が急落。ここまで力強い上昇が続いていたキオクシアホールディングス(285A)が利益確定売りに押された。

構成銘柄紹介

サンリオ(8136)

 キャラクタービジネスを展開する。元常務取締役の不適切な報酬受給発覚により遅延していた本決算を6月23日に発表。翌24日の株価は高く始まったものの、戻り売りに押されて下落で終えた。しかし、25日の株主総会を消化した後は目先の悪材料出尽くし感が強まり、週後半にかけて大きく水準を切り上げた。時価総額は約1兆3900億円。

GMOペイメントゲートウェイ(3769)

 決済関連サービスや金融関連サービスなどを手掛ける。GMOインターネットグループ(9449)の系列。三井不動産商業マネジメントが運営する商業施設において、同社とGMOフィナンシャルゲート(4051)の決済プラットフォームが採用されたことを発表しており、株価も強い反応を示した。時価総額は約6800億円。

読売333とは

 「読売333」は、読売新聞社が公表する新たな株価指数。最大の特徴は、333銘柄をすべて同じ比率(約0・3%)で組み入れる「等ウェート型」という算出方法で、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングが算出実務を担っている。国内のすべての上場株式の中から、売買代金と浮動株時価総額によって銘柄選定が行われている。年4回ウェート調整を行い、毎年1回、11月の最終金曜日に銘柄入れ替えを実施する。

執筆者紹介

小松 弘和(こまつ・ひろかず)

 投資情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」などを運営する「株式会社DZHフィナンシャルリサーチ」の日本株情報部アナリスト。証券会社、生命保険会社勤務のほか、マネーサイトでの株式分析経験などがあり、金融全般に精通している。

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