俳優・村上虹郎“書類送検”、「逮捕」と何が違う? 元交際相手の顔殴り全治1か月の重症負わせたか
俳優の村上虹郎さん(29)が、傷害の疑いで書類送検されたことが報じられた。おととし当時交際していた女性に対し、顔を殴るなどして全治1か月以上の重傷を負わせた疑いがもたれているという。
報道を受け、SNS上では「逮捕」と誤認混同していると思しき投稿も見受けられる。「書類送検」は「逮捕」と何が違うのか。今後村上さんに対し、どのような手続きが進むのか。
書類送検とは?逮捕との違い「書類送検」は、警察が捜査した事件について、被疑者の身柄を拘束せず、捜査書類と証拠物のみを検察官に送る手続きのことだ。
在宅のまま捜査が進められる「在宅事件」の典型で、被疑者に逃亡や証拠隠滅のおそれが低いと判断された場合にこの形がとられる。
一方、「逮捕」は被疑者の身柄を拘束する強制処分である。逮捕後は最大72時間警察に留め置かれ、検察官の請求により勾留が認められると、さらに最大20日間の身柄拘束を受けることがある。
今回、書類送検された村上さんは、身柄を拘束されずに通常の生活を送りながら、必要に応じて検察官の取り調べを受けることになる。
ただし、身柄拘束がないからといって、起訴・不起訴の判断や刑事裁判での量刑に直接影響するものではない。
今後の流れと検察の判断警察から事件を引き継いだ検察は、捜査内容を精査し、村上さんを起訴するかどうかを最終的に判断することになる。
起訴されれば刑事裁判が開かれるが、証拠不十分と判断された場合や、被害者との示談成立などを考慮して「起訴の必要なし」と判断されれば、不起訴処分となる。不起訴の場合は、刑事裁判は開かれず前科もつかない。
報道によると、村上さんは「けがさせたことは間違いない」と容疑を認めているという。検察は今後、事件の悪質性や被害感情などを総合的に考慮して起訴・不起訴を判断することになるだろう。この判断には通常、数週間から数か月かかる。
村上さんが、当初の容疑のまま「傷害罪」で起訴され、有罪となった場合、法定刑は15年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金である。
村上虹郎さんの経歴は?村上虹郎さんは、1997年生まれの29歳。2014年に河荑直美監督の『2つ目の窓』で俳優としてデビューし、2017年と2021年には日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞していた。
一方、ゲーム実況者としての顔も持ち、eスポーツチームにも所属。同チームのブランド責任者を務めている。
2023年3月には、心身の不調を理由に一時俳優の活動を休止。舞台あいさつなどに登壇することはあったが、俳優業に本格的に復帰したのは2025年夏頃とみられる。
今年2月に発売された、村上さんの母親で歌手のUAさんのアルバムにボーカルとして参加し、MVにも出演していた。

