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 ◇交流戦 ソフトバンク10―4阪神(2026年6月9日 みずほPayPay)

 ソフトバンクの栗原陵矢内野手(29)が9日、阪神戦で通算100本塁打を達成した。初回の右越え18号2ランでプロ野球314人目の記録を達成すると、3回にも2打席連発の右越え19号2ランを放った。選手会長が火をつけた打線は球団史上初の5イニング連続本塁打。7年ぶりの1試合6本塁打以上と大爆発した。チームは連勝を3に伸ばし、貯金は今季最多10。交流戦11勝2敗とし、10度目の優勝へ前進した。

 歓声とともに打球が高く舞い上がった。4番・栗原の通算100号となる先制の18号2ランは、大きな放物線を描き右翼席に着弾した。

 「(100本塁打は)早いですね。今年一年かけて頑張ろうと思ってましたけど。順調にいき過ぎている感じはあります」

 初回2死二塁、阪神・才木の154キロ直球を捉えた。打球速度172キロ、打球角度は45度、飛距離111メートルの一発だ。ホームランになりやすい打球速度と角度の組み合わせである「バレルゾーン」は打球速度約158キロ以上、角度は26〜30度だが、パワーアップを遂げた背番号24は圧巻の軌道でスタンドに放り込んだ。

 さらに3回2死一塁でも高めに浮いたカーブを見逃さず、再び右翼席へ打球角度41度の101本目の19号2ランを放った。現在12球団断トツの本塁打数をマークしている凄味を見せつけた。

 7日のDeNA戦は5打数無安打で「真っすぐを弾けていなかった」。試合前の練習でも「今年一、二を争うぐらい悪かった」という。試合開始までにスイングルームで修正。「不安な気持ちで試合には入りましたけど。1打席目で出たのは気持ち的に楽になりましたね」と振り返った。

 1試合2本塁打は通算4度目で2打席連発はプロ12年目で初。5回には左翼への二塁打で今季3度目の猛打賞も記録した。交流戦は13試合で7発。「対戦が少ないので、ある程度、自分から打てるところに来たら打っていくということは思っています」。栗原の先制アーチから活気づいた打線は5回まで毎回の6本塁打。5イニング連続本塁打は球団初の快挙だ。6本塁打以上は19年4月7日のロッテ戦(7本塁打)以来7年ぶりのアーチ攻勢だった。

 打点が早くも51に到達した栗原は「今年は打点をという気持ちで入ったので。もっともっとチームの勝利につながる打点を取っていきたい」。今季から選手会長も務める4番がチームを力強くけん引している。 (木下 大一)

 ▽栗原(ソフトバンク)通算100本塁打 9日の阪神1回戦(みずほペイペイドーム)の初回に才木から今季18号2ランを放って達成。プロ野球314人目。初本塁打は19年7月23日のロッテ戦で田中から。