JRT四国放送

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卒業・入学シーズンを迎え、制服が不要になった方、あるいは新たに必要となる方がたくさんいらっしゃると思います。

そんな制服を捨てたり買ったりするのではなく、リユースしようという動きが全国で広がっています。

県内の取り組みを取材しました。

春、別れの季節。

先日、県内の高校で卒業式が行われ、若者たちが新たな一歩を踏み出しました。

少し寂しいけれど、思い出の詰まった制服は、もう着ることはありません。

こちらのお店は、そんな制服の買取と販売、制服リユースのお店です。

「どんなアイテムですか?長袖・長ズボンとか」

こちらでは、県内全域の保育園から高校までの制服や、体操服などを取り扱っています。

クリーニングし、ほつれなどを補修したのち販売します。

(さくらや徳島北店を運営・川邊めぐみさん)
「ボタンがないので、こういうのを補修していく」
「今まで廃棄になった分でボタンだけはとっておいて、それをお直し用に使うこともある」

この店を10年前から営む川邊めぐみさんです。

4人の子どもを育てる中で、制服リユースの存在を知りました。

(さくらや徳島北店を運営・川邊めぐみさん)
「子育て中、新品を買ったのは、長男の小学校入学と末っ子の高校入学の時だけで」
「後はすべて兄弟間のおさがりであったり、ママ友だったり、職場の同僚だったりから分けてもらってしのいできました」
「リユースの仕事を知って、これだ、今までなんで無かったんだろうって思って、やりがいを持ってやっています」

引越しで、4月から新しい幼稚園に通うことになったお客さんがやってきました。

(さくらや徳島北店を運営・川邊めぐみさん)
「よかったら試着室もありますよ、使ってください。いいのあった?合うのありました?」

(制服を探しに来た客)
「130かなあ」
「すごい安い値段で買えるので、兄弟も多いので助かった」
「たのしみ」

制服リユース、気になるお値段は?

(記者)
「こちら城東高校の男子の制服です。新品で揃えると6万円ほどかかりますが」
「こちらではなんと、9000円ほどで一式揃えることもできるんです」

状態やサイズによって様々ですが、だいたい定価の2割から3割ほどだそうです。

(さくらや徳島北店を運営・川邊めぐみさん)
「とても喜んでくれるし、助かったって言って下さるので、それが私たちにとって喜び」

一方、ボランティアによる取り組みも。

こちら、徳島市ふれあい健康館の中にあるボランティアセンターでは、市内17か所に設置された回収ボックスへ寄付された制服を、何と無償で譲り受けることができます。

(徳島市社会福祉協議会・辺見菜摘 係長)
「高校に入る時って制服・自転車・体操服・教科書って、すごくお金がかかって大変だというお声をお聞きしました」
「そんな中で私たちが何かできないかなと思い、この制服のリユースを始めました」
「せっかく来てもらって、サイズがなかったからお渡しできないっていうこともあるので、多くの方にご寄付頂けたら大変助かる」

普段は平日のみの開設ですが、卒業・入学シーズンに合わせ、3月14日~15日の土日には、休日のお渡し会も開かれます。

歳月をともに過ごした制服を、思い出とともに新しい誰かへ。

さくらや徳島北店では、2026年の1月と2月に入学準備で訪れた客が、2025年の同じ時期と比べて1.5倍に増えたといいます。

その理由を聞いてみると。

(さくらや徳島北店を運営・川邊めぐみさん)
「来年から徳島市の中学校の制服が統一化されるということで、普段だったら、本当だったら新品を検討する方も」
「リユースを選択するということにあらわれているのかなと」

一年しか着ないなら、新品を買うのはもったいないというわけです。

また、ご多分に漏れず制服も物価高騰の影響を受けています。

徳島市の中学校の制服は2025年、10年前に比べ1万円ほど値上がりしています。

こうした状況も、リユースを選択する人が増えている理由の一つです。

(制服を探しに来た客)
「制服って結構高いので、こんなリユースのところがあったら親としては助かると思う」
「着やすかった」

(さくらや徳島北店を運営・川邊めぐみさん)
「大事な譲り受けた制服ですから、綺麗にして次の方へっていう思いで私たちはやっていますので」
「先輩の思い出と一緒に、次の方の制服として活躍してくれたらいいなと思っている」

こちらでは多い日で、約100点の制服を買い取るということです。

あなたもクローゼットの中に眠る思い出の制服を、次の人へと繋げてみてはいかがでしょうか。