中国南部の深センで、日本人の男子児童が男に切りつけられ死亡した事件を受け、一部の中国の国民からは悲しみの声が広がる一方、中国の国営メディアは事件について報じていません。

深センで日本人の男子児童が男に切りつけられ死亡した事件をめぐっては、中国の一部ネットメディアが報じたものの、国営メディアは報道していません。

また、中国外務省は毎日、当日の記者会見の内容をホームページに掲載していますが、18日の記者会見では事件について5回の質疑応答があったものの、ホームページには事件の概要を説明した1問分のやりとりしか掲載されませんでした。

こうした影響を受けたためか北京市内で事件について話を聞くと、「事件すら知らない」「気付かなかった」など把握していないという声が多く聞かれました。