今年の夏の風物詩“溶けリス” 氷の上に“ペターン”とおなかくっつける姿が話題に “酷残暑”でモルモットも悲鳴 長野市・城山動物園

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長野市の城山動物園で8月26日、氷の上に寝そべるリスが撮影された。
体を広げて冷却する姿が「溶けリス」として注目され、夏の風物詩となっている。
リスは汗をかけないため、体温を調節するために冷たい場所で体を冷やしているという。

“手足を大きく広げる姿”今年の夏の風物詩に

長野市の城山動物園で8月26日、カメラがとらえたのは、氷の上にお腹をペターンとくっつけるリスだ。

まるで溶けているかのように、手足を大きく広げる「溶けリス」が、今年の夏の風物詩となっている。

長野市城山動物園の飼育員は、「見てるだけで結構“涼”を感じるというか、やっぱり夏と言えばっていうところがあるので」と話す。

汗をかくことができないリスは、冷たい氷の上や地面で体を広げることで熱を逃がし、体温を調節しているという。

毛が多く暑さを感じやすい

9月に入っても厳しい残暑が続いているが、リス以外にも暑さに悲鳴を上げる動物がいた。
それがモルモットたちだ。

飼育員は「ちょっと横になって、体のどこかを冷凍ペットボトルにくっつけている。それこそウサギとモルモットは結構気を使いますね」と語り、ウサギやモルモットは毛が多く、より暑さを感じやすいため、細心の注意を払っているという。

飼育員は、「動物も熱中症にかかったりするので、そうならないように水を頻繁に足したり、エサに関しても水分が多いものをあげたりして、水分をとってもらうようにしています」と話し、さまざまな対策を講じているという。

人もそうだが、暑い日に冷たいモノにぴったりくっつきたくなるのは、動物たちも同じようだ。
(「イット!」 9月17日放送より)