Googleは9月12日(米国時間)、「Press Releases - Google Completes Acquisition of Mandiant」において、脅威インテリジェンスやインシデント対応で知られているセキュリティベンダーのMandiantの買収が完了したと発表した。Googleは買収後もMandiantブランドを維持すると発表している。買収総額は54億ドルに上るものとみられる。

Press Releases - Google Completes Acquisition of Mandiant

Googleは3月8日(米国時間)、「Google Announces Intent to Acquire Mandiant」において、Mandiantを買収することで最終合意に達したと発表した。1株あたり23ドルの買収で合意に達したと説明しており、最終的に約54億ドルに上るとされていた。ほぼ発表当初の予定どおりに買収が完了したことになる。

Googleはこのところ、セキュリティ関連機能の強化に取り組んでいる。GoogleはMandiantを買収することでMandiantの技術およびサービスをGoogle Cloudに取り込むとしており、アドバイザリサービス、脅威検出とインシデント対応、自動化および対応ツール、テストと検証、マネージド・デフェンスなどの機能を提供していくものとみられる。

Mandiantの買収は、Googleにとってかなりの大型買収となる。Googleがサイバーセキュリティ機能の強化に積極的な姿勢を見せていることがわかる。