振り返れば猫がいる。「ニャー」っと、世界各地で猫の姿を見てきました。忍び足でスルーっと、人通りを抜けていく背中。そんな猫の写真ばかりを撮ってきたのですが、まれに猫密度の高い国があります。そういう所は、街を歩くと猫でいっぱい。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンは犬に噛まれた経験から、断然猫派です。つい先日訪れたアゼルバイジャンの首都バクーは、あちらこちらに猫がいて驚きました。いろんな表情を見せてくれた猫たち。だからこそ、紹介したくもなるわけです。

トルコのショッピングモールのフードコートに。



ウクライナでは駅のホームに迷い込んでいました。



海外を旅していると、ふとした場所に猫がいます。これが猫密度の高い国となれば、街を歩くのが楽しくなるほど。猫要素が足りなくなったら、次の国や都市がおすすめです。

◆バクー

カフカス山脈の南に位置し、カスピ海に面したアゼルバイジャンの首都バクーでは、たくさんの猫に会うことができました。イスラム教を開いたムハマンドは猫好きだったという逸話から、イスラム圏では猫が大切にされているのですが、この国もそうでした。アゼルバイジャンは、イスラム教徒が多い国。3日間という弾丸スケジュールでしたが、こんなにも愉快な猫の姿を捉えています。

「ニャー、ニャー」っとお店の中に入りたがっていた猫。



隙間に身体を突っ込みますが、すり抜けることができません。



だらしない格好で、くつろいでいる姿。



見つめていると「あ、何か文句あんのかよ」と、不満そうな表情を返します。すいません。



けっして、猫を踏んではいけません。



路地裏の窓にも。



手足を伸ばして、気持ちよさそうに熟睡中。



こちらの黒猫は、一心不乱に前足を舐めていました。



凛々しい横顔。



エジプト

今年の1月、2月、そして9月と3度にわたり旅したエジプトも猫天国でした。シナイ半島のダハブ、首都カイロ、スーダンに近い南部アスワンと、全土に渡って猫を目撃。ここもイスラム教徒が多数を占める国。加えて、エジプト神話にも「バステト」という猫の神様が登場します。猫を初めて家畜化したのもエジプト人だとか。エジプトと猫は切っても切れない関係のようでした。

車に上って、ゴミ箱へジャンプ。



暖かな日差しの中、ウトウトしていた子猫ちゃん。



黒猫と見つめ合ったり。



寝そべった姿で。



◆チュニジア

「チュニジアってどうだった?」と聞かれたらすかさず「猫だった」と答えるでしょう。ここは「世界一周の旅先で見かけた癒される猫の写真44枚」という記事でも紹介したように、猫まみれになれる国でした。

じゃれ合う二匹の子猫。



白い毛並みの猫。



◆バンコク

仏教国ですが、タイのバンコクでも猫を見ました。乾いた気候のイスラム圏とは違ってタイはよく雨が降る国。湿気を含んだ重い空気はどこか日本と似ています。一つの場所に集まって住むというのも日本と一緒。だからこそ、バンコクの猫にも日本の雰囲気を感じました。

道端で、すやすやと眠っていたりします。



鈴をつけた首輪は、飼い猫ということでしょうか。



こうしておけば、風が吹いても新聞紙は飛ばされません。



「ここはふかふかだニャン」と、売り物のTシャツの上で眠る猫。



もし猫密度の高い場所を訪れたのなら、ちょっとした用事であってもカメラを持ち歩くことをおすすめします。きっと、猫がそこら辺を歩いていることでしょう。もしかしたら、めったにない顔をしているかもしれませんし。

これらの場所以外にも、トルコのイスタンブールは猫密度の高い都市として疲れた旅人を癒やしてくれます。きっと他にもありそうなので、おすすめの猫スポットがあれば教えて下さい。みんなで一緒に、世界の猫を愛でていきましょう。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン

自転車世界一周取材中 http://shuutak.com

Twitter @shuutak)