日本国内では2020年東京五輪のエンブレムを巡る盗作疑惑、画像の無断引用問題の波紋が広がっているが、中国では天下の国営メディア・中国中央テレビ(CCTV)が個人作品を無断で使ったうえ、「それがどうした」と開き直ったと指摘されている。香港メディア・東網は、映像カメラマンの王源宗氏が撮影した個人作品の一部映像を、CCTVが今年放送した番組で勝手に使用したとネットユーザーが指摘、王氏本人もこれを確認したと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本国内では2020年東京五輪のエンブレムを巡る盗作疑惑、画像の無断使用問題の波紋が広がっているが、中国では天下の国営メディア・中国中央テレビ(CCTV)が個人作品を無断で使ったうえ、「それがどうした」と開き直ったと指摘されている。香港メディア・東網が11日報じた。

 記事は、映像カメラマンの王源宗氏が2013年に撮影した個人作品の一部映像を、CCTVが今年7月22日に放送した番組で3回にわたって勝手に使用したとネットユーザーが指摘、王氏本人もこれを確認したと伝えた。

 そのうえで王氏が「CCTVは許可を得ないまま作品の素材を番組制作に使用したうえ、版権の表示やウォーターマークをすべて削除していた」と明かしたほか、番組制作スタッフとの交渉において相手が「CCTVがあんたの素材を使ったからって、それがどうした」と言ってきたことで「とても傷ついた」と語ったことを紹介した。王氏はこのやりとりを録音していたとのことだ。

 さらに、この問題が明るみになるとCCTVが「王氏の作品素材はスタッフがタオバオ(淘宝)で有料で購入したもの。版権問題については調査中」と釈明するとともに、王氏に「暴言」を吐いたスタッフを叱責したことを明かし、王氏への謝罪の意思を示したと伝えた。

 しかし、CCTVの対応に対して王氏は不満をこぼしている。記事は、王氏がネット上で「CCTVがニュースを削除し始めた」、「番組スタッフからこんな誠意のない謝罪を受けるとは思わなかった」と記したことを併せて紹介した。

 問題になっている素材は、チベットの美しい風景をテーマにしたもののようだ。王氏とCCTVとの間に発生したいさかいは、チベットの青い空とはあまりにも対象的な泥沼の様相を呈している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)