6日、死刑廃止を訴える亀井静香衆院議員(撮影:徳永裕介)

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東京都千代田区の弁護士会館で開かれている 「人権と死刑を考える国際リーダーシップ会議」で6日、亀井静香衆院議員があいさつに立ち、「国家が死刑という名の下に殺人を犯しておいて、凶悪犯罪を防ぐというのは自己矛盾だ」と訴えた。

 警察官僚出身の亀井氏は2001年から「死刑廃止を推進する議員連盟」の会長を務め、02年には「死刑廃止論」(花伝社刊)を出版している。

 亀井氏は「日本での死刑廃止の道はそう簡単ではない」としながらも、代替刑として議員連盟が推進している終身刑の導入などを通じて、一日も早く死刑を廃止したいと考えを述べた。【了】

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