山での捨てごみを拾う   日本人が評価される

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(南投 15日 中央社)中部台湾・南投の名勝地である虎頭山に春節(旧正月)の大型連休中、行楽客で賑わっているが、捨てごみもいっぱいで、山の環境保全が問われた。その中、一人の日本人の素晴らしい行為が注目され、高く評価された。15日付の「聯合報」が報じた。

報道によると、地元埔里鎮住民の楊氏が虎頭山に登山中、山回りをしながら、旅客の捨てごみを拾っていた一人の男性を発見、その姿を写真に収めた。近づいて話しかけると、同じ埔里鎮に住んでいる日本からの佐藤史朗氏だとわかった。

今年68歳の佐藤氏は台湾の風土と人情を愛し、すでに10年以上在留し、虎頭山の風景が気に入り、よく散歩に行くが、山で捨てごみが多いため、ごみ拾いをしたと述べた。

佐藤氏の行動に感動した楊氏は撮った写真をフェイスブックに載せたところ、2日間もたたないうちに、1000人近くから「素晴らしい」と佐藤氏の行為を評価した。

楊氏は、佐藤氏のごみ拾い行動を公開したことにより、観光地でのごみを捨てないようと呼びかけている。