パリ・サンジェルマン(PSG)のFWズラタン・イブラヒモビッチは、すでにパリを“制覇”した。彼が人々の心をつかむのは、よくあることだ。今では、PSGはリーグアンだけでなく、チャンピオンズリーグ(CL)も狙っている。まずは、3日のポルト戦だ。

イブラヒモビッチは『Eurosport』のインタビューで、「ポルトは強いチームだ。ディナモ・キエフより強いのは確実だよ」とコメントした。ポルトと対戦する3日、31歳の誕生日を迎えるイブラヒモビッチは、次のように続けている。

「特別な日になるだろうね。また一つ、年を取るんだ。でも、心配はしていない。自分はちょっと良質のワインみたいだと感じているんだ。年を経るごとに良くなる。素晴らしい試合をし、ポルト相手に良い結果を出して、プレゼントにしたいと思っているよ」

出だしが良くなかったのは、イブラヒモビッチの古巣ミランだ。PSGと古巣の比較について、イブラヒモビッチは疑問を抱いていない。

「このチームはミランより強いと思う。だからこそ、オレはここへ来た。オレが来たこと、チアゴ・シウバやほかの重要な選手たちが加入したことで、PSGは素晴らしいクオリティーを手に入れたんだよ。逆にミランはそれを失った。オレは、PSGが欧州と世界のベストチームの一つになれると信じている。ただ、そのためには勝たなければいけない」

勝つためにPSGが特に必要とするのが、彼のゴールだ。イブラヒモビッチはこれまでリーグ戦で7ゴール、CLで1ゴールを記録している。

「毎年、自分の記録を更新しようとしているよ。去年、ミランでオレは合計35ゴールだった。でも、今年はさらにうまくやるために全力を尽くしていく。とにかく、これは重要なことじゃない。オレの主たる目標は、シーズンが終わったときにトロフィーを獲得することなんだ。自分のゴール数ではない」

もちろん、PSGが新たなフオリクラッセを獲得する可能性についても話している。サントスFWネイマールのことだ。イブラは同選手の加入を心配していないようである。

「彼は素晴らしいタレントだよ。スピードがあって、テクニックが素晴らしく、ゴールを量産する。自分も楽しみ、人も楽しませるんだ。ここヨーロッパで見たいよね。生で楽しみたい。ブラジルは遠すぎるからね」

最後に、バロンドールについて、イブラヒモビッチはこのように強調した。

「(リオネル・)メッシは個人的にファンタスティックなシーズンを過ごしたけど、チームとしてはさほど勝っていない。彼はすでにこの賞を3度獲得している。彼のレベルで続けていけば、まだ受賞するのは確かだろうね。ほかの選手たちにとっては簡単じゃないだろう。今年は別の選手に受賞させようよ」