ミランFWズラタン・イブラヒモビッチとマッシミリアーノ・アッレグリ監督の関係が騒がれている。イブラは残留するのか、あるいは移籍するのだろうか? 『ANSA通信』が15日午後、イブラ売却の可能性を報じたのだ。だが、クラブは否定している。

『ANSA』によると、アッレグリ監督とアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長に対し、イブラヒモビッチの状況が「耐えられない」ものになっていると伝えたという。3者は11日、ベルルスコーニ会長の自宅でディナーをともにし、マーケットについて話し合っている。

ベルルスコーニ会長は政治家でもあるが、政界からの情報によると、ガッリアーニ代表取締役とアッレグリ監督は同会長に、イブラヒモビッチの扱いが「耐えられない」状況になっていると話したそうだ。イブラがアッレグリ監督と話をせず、一部の選手たちと口論を繰り返し、ピッチの上でも最大限の努力をしていないという。そして、ガッリアーニ代表取締役とアッレグリ監督は、イブラヒモビッチの売却も考慮するように、ベルルスコーニ会長に求めたというのだ。

それは、イブラヒモビッチの年齢も関係している。同選手は30歳。ユニフォームを変えるには適したタイミングだというのだ。どうやら、ベルルスコーニ会長は売却に反対しているという。だがいずれにしても、状況を検討し、規律面の問題が解決するかどうか、アッレグリ監督に委ねたと言われている。

これに対し、ミランは公式声明を発表。イブラヒモビッチとアッレグリ監督の関係不和は「根拠がなく、真実ではない」ものだと否定している。