ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、13日のセリエA最終節ノヴァーラ戦で、試合後にマイクを手にしながら涙を見せ、ヒーローたちについて語った。

「ピッポ(フィリッポ・インザーギ)、素晴らしい300試合をありがとう。今日もミランは君のおかげで勝った。ミランサポーター全員を代表して言いたい。君はファンタスティックだ。ずっと我々のハートに残る。君は偉大だ、そして、今年も我々を支えてくれたすべてのサポーターにも感謝したい。来年、我々はスクデット獲得に再びトライする」

ガッリアーニ代表取締役はDFアレッサンドロ・ネスタ、MFジェンナーロ・ガットゥーゾ、DFジャンルカ・ザンブロッタに呼びかけ、「君らと一緒に、我々は素晴らしい日々を過ごした。君たちは本当にカンピオーネであり、偉大な男たちだ。まだこのような素晴らしい日々を過ごせるように願っている」と続けている。

クルヴァ・スッド(南側ゴール裏)に向かい、拍手を受けると、ザンブロッタも号泣。その間、MFクラレンス・セードルフも含め、チームメートたちはピッチ中央で列になっていた。ガットゥーゾはマイクを手にすると、「本当にありがとう。ミラン、死ぬまで頑張れ。絶対に諦めちゃいけない。このユニフォームは重要なんだ」と話した。

ガッリアーニ代表取締役はその後、次のようなコメントを残している。

「カルロス・テベスとマリオ・バロテッリのどちらが来るか? どちらも来ないと思う。マーケットについて話したくはない。そのための時間は半年あるんだ。私は本当に感極まっている。目が潤んでしまったよ。ミランからいなくなるのは、素晴らしい選手たちというだけじゃなく、スーパーな人たちなんだ。彼らがいないドレッシングルームなど、私はまだ想像もできないよ。来季、集合したときに、すごく恋しくなるだろうね」

「インザーギの今後? 誰にも分からない。一晩過ごさせて、そして考えよう。話していこう。私は彼らがいなくなるのが悲しい。素晴らしい選手たちなんだ。全員がファンタスティックだよ。近いうちに再会する(マッシモ・)アンブロジーニを除けば、セードルフは分からないが、2007年に国際タイトル3つを獲得したチームは終わることになる」

「我々はユヴェントスと勝ち点4差だった。(サリー・)ムンタリのゴールの件は決定的にならなかったね。ただ、とても大きなエピソードであったことに変わりはない。ミスは起きる。だが、今は今季のことを終わりとしよう。私はすでに(アンドレア・)アニェッリとユヴェントスに賛辞を送った。それで良いじゃないか」