今日のドーハは肌寒く、Tシャツに薄手のジャケットという出で立ちでウロウロしたので、19時15分キックオフの韓国vsバーレーン取材では震えていました。最初は体調を崩したのかと思いましたが、周りもみんな震えていたので気温が下がっているはずです。もっとも日本の春直前という程度の気温だと思います。

その韓国vsバーレーンですが、前半、今大会でここまでトレンドになっている、相手選手に当たってはいるゴールで韓国が先制します。さらに韓国は後半、ミドルシュートをGKが弾いたところに詰めて2-0とリードを広げます。

確かに韓国はすばらしいし、パクチソン選手のツボを心得たプレーぶりには感心するばかりですが、僕にはバーレーンの変貌がこのような展開を生んだように思えてなりませんでした。

マチャラ監督が率いていたころのバーレーンは、日本の良さを消して鋭いカウンターを繰り広げていました。非常に現実的な戦いでしぶとく勝ち点や勝利をもぎとっていくという戦いぶりには、きれいな未来像はなかったかもしれませんが、難敵としての存在感は膨らませていました。

だけど今回のカタールは構築している最中なのでしょう。コンビネーションもバラバラで全体の意図も統一されていません。試合の残り時間が少ない中で勝負を仕掛け、PKで1点取ることはできました。だけど日本が対戦してきた、2008年には岡田監督に黒星をつけた姿ではありませんでした。ちょっと寂しい。

マチャラがいなくてまっちゃらに……。

すみません、すみません。


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