ゲーマーはゲーム以外の趣味を見つけないと……

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暴力的な表現を含むテレビゲームの開発者・販売者・プレーヤーが、およそ1年間の禁固刑になる法律が、法律改正により可決される可能性が出てきた。この方策が可決されると、ゲーム開発会社のスタッフが犯罪者となり、ゲームショップの店員も犯罪者となり、そしてゲームを購入して遊んだプレイヤーも犯罪者となる。

このニュースを伝えるアジアニュース『下載共有日報』のソムサック記者によると、この方策はドイツ連邦にて出されたもので、現在でもドイツ全体で「暴力的ゲーム反対!」という動きになってきているのだとか。

ことの発端は、ドイツで起きた18歳の少年による銃乱射事件だ。恨みのある教師を殺害するため、少年が完全武装で学校に突入。弾丸を乱れ撃ちして11人を負傷させた事件である。ターゲットになった教師は学校で孤立していた少年を無視ししただけでなく、馬鹿にするような言葉でののしり、アナルセックスを強要したことで少年の怒りを買ったとのこと。

ここで問題となったポイントがひとつある。少年がハマりにハマッていたゲームが『カウンター・ストライク』という銃を撃ち合うテレビゲームだったのだ。事件当時、ゲームやサバゲーでありとあらゆる銃についてプロフェッショナルな知識を身につけていた少年は、プロ級の腕前で警察に応戦。警察は「あいつプロ並じゃんかよ!!」と思ったのか、少年ひとりに対して屈強な特殊部隊を投入。最終的に、少年の自決という結果で事件の幕を下ろした。ちなみに、ソムサック記者によると「サバゲーで少年は“将軍”とあだ名され、一目置かれる裏世界の英雄」だったらしい。

そんなこんなで「暴力的なゲームが悪の権化だ!!」という世論が広まり、今回の「暴力的ゲームで遊ぶだけで1年の禁固刑」という方策が議題としてあがったのだろう。親が買って子どもにプレゼントしたら、親子ともども逮捕されるのだろうか? livedoor トレビアンニュースとしては、もっと根本的な部分に原因があるのではないかと思うのだが、どちらにしても、ゲームは人が楽しむためのものであって欲しいと願うばかりだ。
[詳細記事]

イラスト:ピョコタン

協力:アジアニュース『下載共有日報』
参照:カウンターストライクとは?(ウィキペディア)

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