5月14日に発覚した痛ましい“母の日殺人”。高校生が母親の首を切断し、警察署に出頭した衝撃的な事件である。母の日の直後であり、母親の誕生日でもあったという。少年は母親を殺害後、早朝にネットカフェに行き、数百メートル先の警察署に出頭したと思われる。その際、バッグには母親の頭部が入っていたという。

“母の日殺人”の発生した時刻は、5月14日から15日にかけての深夜とされているが、これより以前の14日21時、2ちゃんねる掲示板に次の書き込みがされているのがわかっている。「殺した」という、今回の事件を連想させるような書き込みだ。この書き込みが少年のものであるかの真偽は現段階ではわかっていないが、ネット世界に衝撃が走った。

このような事件が起きると、必ずといっていいほど少年の素性があかされてしまう。実名から顔写真まで……。過去に起きた事件“酒鬼薔薇聖斗”にしても、インターネット掲示板『あやしいわーるど』で、すぐに少年の身元が開示されていた。

それを知ったマスコミはこぞって写真を雑誌に掲載。犯人の少年が2ちゃんねるで「キャットキラー」(のちにネオ麦茶)と名乗って書き込んでいたことが注目を浴び、本名などをあかされてしまったのだ。2000年に起きた“西鉄バスジャック事件”も同様に情報は公開された。

もはや、少年犯罪の匿名報道という“ルール”は、消失しようとしているのだろうか?
そして、また情報の開示の免罪符として、インターネットの罪とするのだろうか?

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“母の日殺人”本名は開示される? 青少年の匿名性は守られないのか