28日、英国で行われた国民投票の結果が、在日中国人にも大きな影響を与えているようだ。資料写真。

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2016年6月28日、英国で行われた国民投票の結果が、在日中国人にも大きな影響を与えているようだ。

英国の国民投票でEU離脱派が勝利したことで東証株価指数は24日に今年最安値を記録し、外国為替市場は一時1ドル99円台となった。麻生財務大臣も「世界経済に与えるリスクを極めて憂慮している」と述べている。

日本華字紙・中文導報によると、世界中に波紋が広がっている中で、在日中国人もこの結果に気が気でないという。理由は円高だ。今年に入って円は20%も値上がりしており、日本の化粧品や粉ミルク、紙おむつをネットを通じて本国で販売している中国人たちがざわつき始めている。

日本で主婦をしている劉(リウ)さんは、代理購入(※外国で商品を購入し本国へ転売)を行って3年余りになる。主に化粧品や日用品、幼児用品などを扱っており、昨年は円安のおかげで信じられないほどのもうけがあった。「小型家電から紙おむつ、温水洗浄便座、炊飯器など、何でもお客さんの代わりに買った。でも今はだめ。円高になって郵便料金も値上げされて、お客さんはみんな慎重になっている」と話した。

日本での代理購入は競争が激しいため、価格はごまかしが効かない。一般的に代理購入を行う人の取り分は商品の10〜20%で、さまざまなコストを差し引くと利益はそれほど多くないという。中国のネットショッピングサイト・淘宝網では、日本の商品を扱う店舗の多くが商品の値上げを検討している。

また、日本企業で働く朱(ジュー)さんにとっても、円高は喜ばしいことではない。「給料は人民元に換えれば良いかもしれないけど、会社の業績が良くなければボーナスが減るし、自分の部署はリストラされる可能性もある。今は一家がみんな日本で生活しているので、円高は困る」と話している。(翻訳・編集/北田)