(撮影:梅谷秀司)円安の流れが加速している。一時151.70円台まで上昇し、昨年安値の151.94円に迫る場面があった。一方、円安が進んだことで日本の国際収支(海外からの配当所得や証券投資の増加、貿易赤字の縮小)は目に見えて改善しており、直近半年間の月平均の黒字額は4兆円を超えている。これは明確な円高材料だ。またアメリカの長期金利(10年債利回り)の上昇が、ピークアウトしそうなことも円安(ドル高)に歯止めを掛け