【島田明宏(作家)=コラム『熱視点』】 かつて厩務員だった人を栗東で取材し、東京に戻る新幹線のなかでこれを書いている。 コロナ禍になってから、編集者やカメラマンと別々に移動することが多くなった。今回も、往路は各自別々のルートで関西に入り、栗東に近い草津駅で落ち合った。帰路は、カメラマンは現地に居残り、編集者と私は草津から京都に向かう琵琶湖線の車内でそれぞれ東京行きの新幹線のチケットをネット