娘の成長マネして麻痺が回復、脳梗塞で“閉じ込め症候群”の男性。
この「閉じこめ症候群」と診断された英国の男性が、自分の生まれたばかりの娘の成長と共に、彼女の身振り手振りを真似ることで次第に体の機能を回復。当初は命さえも危ぶまれたという彼は、8か月後には病院から退院することができたそうです。
実はこのとき、エイミーさんは長女のリリー・ローズちゃんを出産したばかり。娘の誕生という喜びの絶頂の直後に、夫を失うかもしれないと知らされ、大変なショックを受けたそうです。
1週間の昏睡の後、目覚めたマークさんの意識はしっかりしていたものの、体で動かせる部分はまぶただけ、という重度の麻痺が残りました。しかし直後からのリハビリで、マークさんは医師らも予想しなかったほどのスピードで回復の兆しを見せ始めたのです。
その助けとなったのが娘のローズちゃんでした。ちょうど赤ちゃん言葉を発するようになった彼女を見たリハビリのセラピストは、マークさんに「彼女の口の動きを真似すれば、赤ちゃんが発音を学ぶのと同じプロセスであなたも言葉を取り戻すことができるかもしれない」と提案。それにマークさんも同意し、練習を重ねたことで、徐々にハッキリとした発音ができるようになりました。そして入院から8か月後には、補助器具を使って歩くこともできるようになり、めでたく退院となったのです。
それから言葉の練習以外でもローズちゃんと遊ぶことで、さらに体の機能は回復。娘のおもちゃで一緒に遊んだり、本を読んだり、iPadを操作したりと、普段の子育てが彼にとってはリハビリになっているそうです。医学的にはいまだに効果的な治療法が見つかっていないという閉じこめ症候群ですが、妻のエイミーさんは、娘の存在と彼女の成長が夫の“回復を望む原動力”になったのではないか、と語っています。
