【セルジオ越後コラム】バラエティコンテンツとして消費されていく日本代表
29日にW杯アジア3次予選対ウズベキスタン代表戦が行われ、日本は0−1で敗れた。この結果、3次予選を終了して日本は勝ち点10。首位のウズベキスタンと勝ち点6差の2位でフィニッシュした。一言でいって、ありえないね。とても看過できる結果じゃないよこれは。
このグループは、規定違反を犯したために予選から除外されたシリアに代わって、タジキスタンが入っている。タジキスタンのレベルは著しく低かったので、仮にシリアがそのまま出ていたら、海外組がたくさんいて、有名イタリア人監督が指揮する“スター軍団”は、3次予選で敗退していたかもしれない。初戦の北朝鮮戦も吉田のロスタイムのゴールでギリギリ勝ったものだったからね。
日本代表を取り巻く環境は、とにかく喧しい。選手たちはスター扱いされ、どんなにひどい試合内容でも、辛くもゴールを決めて勝てば、お得意の結果至上報道によって「劇的ゴールで劇的勝利」と表現される。そうして大切なことが見落とされ、日本代表は視聴率を稼ぐバラエティコンテンツとして消費されていく。試合内容よりもハンドスプリングスローに沸き、ピッチの上よりもラインの外でアップする新戦力にばかりカメラがいく。僕らは一体何の中継を観ているんだろうね。
今回の3次予選の体たらくは、そうした環境がもたらした弊害だとも思う。ザッケローニ監督は、アジアカップ優勝の貯金でメシを食べている。それ以降の試合はいずれもパッとしていないのに、テレビに映る日本代表はまるでスーパースター軍団だ。その采配に冴えはないし、ウズベキスタン戦では選手のキャスティングに大きなミスがあった。代表チームの監督が、負けた理由を「選手のコンディション不良」にしてはいけないよ。それを自分から言ってしまうのはもっとダメだ。コンディションの良い選手を選べばいいじゃないか。それが代表監督というものだ。これがトルシエ監督だったら更迭論が沸き上がっていたと思うよ。
選手たちが集まれる機会という意味では、最終予選までまったく時間がない。こんな状態で、さらに厳しい予選をどう戦っていくのか。選手、監督はもちろん、メディアもサポーターももっと危機感を持たなければならない。代表をアイドル扱いするのはやめよう。みんなが変わらなければいけない時が来ているよ。
このグループは、規定違反を犯したために予選から除外されたシリアに代わって、タジキスタンが入っている。タジキスタンのレベルは著しく低かったので、仮にシリアがそのまま出ていたら、海外組がたくさんいて、有名イタリア人監督が指揮する“スター軍団”は、3次予選で敗退していたかもしれない。初戦の北朝鮮戦も吉田のロスタイムのゴールでギリギリ勝ったものだったからね。
日本代表を取り巻く環境は、とにかく喧しい。選手たちはスター扱いされ、どんなにひどい試合内容でも、辛くもゴールを決めて勝てば、お得意の結果至上報道によって「劇的ゴールで劇的勝利」と表現される。そうして大切なことが見落とされ、日本代表は視聴率を稼ぐバラエティコンテンツとして消費されていく。試合内容よりもハンドスプリングスローに沸き、ピッチの上よりもラインの外でアップする新戦力にばかりカメラがいく。僕らは一体何の中継を観ているんだろうね。
選手たちが集まれる機会という意味では、最終予選までまったく時間がない。こんな状態で、さらに厳しい予選をどう戦っていくのか。選手、監督はもちろん、メディアもサポーターももっと危機感を持たなければならない。代表をアイドル扱いするのはやめよう。みんなが変わらなければいけない時が来ているよ。
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サッカー解説でお馴染みのセルジオ氏による辛口コラム。