ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長が8日、ジャンピエロ・ガスペリーニ監督を解任し、ダヴィデ・バッラルディーニ監督を後任として招へいすることを決断した。7日のパレルモ戦で敗北したことを受け、2006年から続いていたガスペリーニ監督との関係に終止符が打たれた形だ。

プレツィオージ会長とガスペリーニ監督の関係は少し前から複雑なものとなっていたが、すぐに解任という決断に至ることは予想されていなかった。ジェノアは10試合を終えて勝ち点11の12位タイ。ここ6試合で4敗を喫している。

07年5月10日、就任初年度ながらジェノアをセリエAへ昇格させたガスペリーニ監督は、イタリア『ANSA』通信に「ああ、解任された。予想外だったよ。少なくとも今日は何も話したくない。もちろん、とても残念に思っている」とコメントした。一方で、プレツィオージ会長は次のように述べている。

「(解任は)したくなかった。私の個人的な敗北だ。だが、パレルモ戦を終えて、変えるべきときが来たと理解したんだ。A昇格からチャンピオンズリーグ出場に迫るなど、この数年間でガスペリーニがやってきてくれたすべてのことに感謝している。おそらく、この5年目をスタートさせたことが間違いだったんだ。去年の終わりからすでにうまくいっていなかった」

後任のバッラルディーニ監督は今季までの契約で、来季のオプションもつけられている。プレツィオージ会長バッラルディーニ監督について、このように話した。

「一定の目標を達成すれば、(来季も)続けることになる。その目標が何かは聞かないでくれ。彼に関する情報はすでに得ていた。彼はすでに(ラツィオの)ロティートにも“耐えている”。このチームに必要なのはフェノーメノ(怪物)ではなく、シンプルなことだ。バッラルディーニは適した人材だと思う」

そのバッラルディーニ監督は「大いなる熱意を持って、すぐにオファーを受け入れた。プレツィオージ会長とは次のボローニャ戦からクラブの組織、回復中の選手たちについてまで話し合ったよ。ジェノアには明確なアイデンティティーがある。それを大きく変えるつもりはまったくない」と満足げにコメント。カリアリやパレルモで4-3-1-2を採用していたことについては、「ラツィオでは変えていたよ。だが、私はいつも、選手たちの特徴を尊重しようと思っている」と述べている。

イタリアU-21代表監督就任は打診されていなかったと明かしたバッラルディーニ監督は、「イタリアで最も古いクラブを指揮するというのは、ある意味で責任となるし、大変うれしくもある」とコメント。目標については「今年のリーグ戦は非常にハードだ。メンバーがそろえば、ジェノアはうまくやれるはずだよ」と話している。

なお、ガスペリーニ監督の解任は今季のセリエAで2度目の指揮官更迭となる。これまでは開幕直前、ボローニャがフランコ・コロンバ監督を解任していただけだった。