売り上げを金庫に入れるよう指示され店に戻り犠牲に 「怒り、人災だと思う」イオンモール爆発事故の遺族が心境語る
今回、「イオンモール熊本」の爆発事故で7人が犠牲になりました。
そのうちの1人の親族が8月2日、FNNの取材に応じ、無念の思いを語りました。
遺体と対面したときの心境を「とても明るく気さくな子。いつもニコニコしている明るい子。そういった姿を思い浮かべました」と語ったのは、亡くなった大竹玖瑠美さん(22)の親族の男性です。
「イオンモール熊本」の2階にあるコスメ店で働いていた大竹さん。
地震のあと、いったんは外に避難したといいますが…。
亡くなった大竹玖瑠美さんの親族の男性:
たまたま買い物に行っていたおばといとこに会っている。そこで売り上げを金庫に入れなきゃいけないから店内に戻ると。いとことおばは止めた、「危ないからやめたほうがいい」と。でも玖瑠美はとても責任感のある子で、会社からそう言われれば、行かなきゃいけないと思ったと思う。
売り上げを金庫に入れるよう指示されたと話し、同僚と2人で店に戻ったといいます。
その約5分後に、爆発が起きたということです。
亡くなった大竹玖瑠美さんの親族の男性:
今は怒りの方が強い。私は人災だと思う。
2日で地震発生から6日目。
熊本市では観測史上最も高い38.9度を観測するなど、被災地は2日も危険な暑さとなりました。
断水も広い範囲で続いていて、医療の現場にも深刻な影響を与えています。
断水が続く熊本・八代市のクリニックでは、主に血液をきれいにする透析治療を行っています。
大手町腎・高血圧クリニック 梅本周朗院長:
こちらに4トンのタンクですね。きのうの余震でくみ上げるポンプが1台破損したが残りの1台でまかなっている現状。
地震で透析ができなくなりましたが、2日後の7月30日から自衛隊の給水支援を受け、再開しました。
現在は1日に6回給水に来てもらっていますが、それでも十分な量ではなく、通常、4時間から5時間かける透析時間を減らさざるをえないといいます。
大手町腎・高血圧クリニック 梅本周朗院長:
透析の時間を3時間に短くさせていただいて、使う水をできるだけ少なく。でも、患者さんの命は守れるように。
患者:
できるだけでもありがたい。1週間できなければどうしようもできなくなる。
そうした中、熊本を支援しようという動きも広がっています。
長い列ができていたのは、熊本県の名産品などを販売している都内のアンテナショップ。
訪れていた人は「友人が熊本で仕事をしていたので、ちょっとでも応援になればと」と話しました。
8月1日までの4日間で、600万円以上の義援金が寄せられたといいます。
2日、店には今回の地震で実家が大きな被害を受け、両親が避難しているという八代市出身の人も来ていて「実際に助けに行って応援することはできないけど、母も今言っているが、生きていることが全てだから、未来は明るいと信じるしかない」と話しました。

