ベネチア審査員特別賞『ポンペイ、雲の下に生きる』公開決定 東京大学の遺跡発掘チームの姿も
【動画】ドキュメンタリー映画『ポンペイ、雲の下に生きる』予告編
本作は、「第82回ベネチア国際映画祭」(2025年)で審査員特別賞を受賞した話題作。西暦79年のヴェスヴィオ山噴火で一瞬にして埋もれた古代都市ポンペイと、その麓で暮らす現代の人々の姿を見つめ、2000年という時の流れを映し出す。
あわせて解禁された予告編は、フランスの詩人・小説家ジャン・コクトーによる「ヴェスヴィオ山は世界中の雲を作る」という、まさに本作を象徴する言葉に導かれ、幕を開ける。
ロージ監督自らカメラを回したモノクローム映像で、世界遺産・ポンペイやナポリの風景を映し出すほか、考古学博物館で30年間働く女性マリア、ヴェスヴィオ山周辺で発掘調査を続ける東京大学チーム、子どもたちの学びを支えるティッティ、そして、港でウクライナ産小麦を荷揚げするシリア人青年からは、世界各地で続く紛争の一端が垣間見える。
ヘリコプターから望むナポリの街並みとヴェスヴィオ山の雄大な景色を背景に、「壮大な歴史と人々のつつましい暮らし。喜び、悲しみ、夢――愛おしき人生がめぐり逢う」というナレーションが重なり、ラストでは「また来週」と声を掛け合う子どもたちの姿が未来への希望を感じさせる映像となっている。
