FBS福岡放送

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7月末までで従来の健康保険証が使えなくなることをご存じでしょうか。「マイナ保険証」に切り替えていない人のための特例措置が終了するためです。8月から、医療機関を受診する時はマイナ保険証、もしくは資格確認書が必要となりますが、一部で反発の声も上がっています。

■抗議
「保険証返せ、保険証返せ。」

博多駅前で7月27日、医療関係者などが、8月からの健康保険証廃止に抗議の声を上げました。

認知症の人や高齢者にとっては、マイナンバーカードの取得や資格確認書の申請が困難だと訴え、全ての人が安心して医療機関を受診できるよう、政府に早急な対応を求めました。

■「保険証をかえして」ネットワークふくおか・七里正昭 事務局長
「高齢の方や障害をお持ちの方、在宅で療養されている方など、無保険扱いになる恐れがあるのではないかと心配しています。」

厚生労働省によりますと、マイナ保険証の全国の利用率は、ことし4月時点でおよそ7割です。

現在は、医療機関を受診する場合、マイナ保険証か、マイナンバーカードを持っていない人のための資格確認書が必要ですが、国の特例措置として、従来の健康保険証を提示しても受診できます。

この特例措置が、7月いっぱいで終了するのです。

街の人は、どう受け止めているのでしょうか。

■街の人
「全部廃止しない方がいいと思う。お年寄りの中には手続きができない人がいる。その手続きをしてくれる方法があればいいけれど。」
「若い世代の人たちはいいけれど、年配の人がついていけるのかなと。」

■元木寛人アナウンサー
「健康保険証しか持っていない場合、8月以降はどのような対応になるのでしょうか。」

訪ねたのは、福岡市中央区にあるクリニックです。

8月以降の対応について聞きました。

■平田内科胃腸科クリニック・平田泰彦 院長
「従来の健康保険証しか持っていない人は、受診すると10割負担となります。」

8月以降、マイナ保険証か資格確認書を持たずに受診すると、窓口で全額自己負担を求められる場合があります。

クリニックではこれまで、患者がマイナ保険証の申請や切り替えをする際、積極的にサポートしてきました。

今では、患者のおよそ80パーセントがマイナ保険証に切り替えたといいます。

■平田院長
「受診歴や、どんな薬を服用しているかも分かるので、非常に便利だと思います。」

一方で、従来の健康保険証を利用している患者もまだ残っているといい、8月以降に不安があると話します。

■平田院長
「受診控えというか、急を要する病気の時に、ちょっと我慢しようとなると困る。(健康保険証だけの人は)少ないと思いますが、取り残さないことは非常に重要だと考えています。」

全ての人が安心して医療を受けられるよう、わかりやすい制度設計と、行政側のさらなる支援が求められています。

※FBS福岡放送めんたいワイド2026年7月27日午後5時すぎ放送