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 ◇パ・リーグ ソフトバンク6―5オリックス(2026年7月23日 みずほPayPay

 代打ギータで劇的勝利!ソフトバンクの柳田悠岐外野手(37)が23日、オリックス戦で自身9度目のサヨナラ打を放った。9回に3点リードを追い付かれる展開の中、すぐ裏の1死満塁のチャンスで中越えに試合を決める一打。千両役者が代打では自身初のサヨナラ打で熱戦に終止符を打った。チームは2連勝で貯金を今季最多の23とし、3試合を残して前半戦の首位ターンも決めた。

 集まってきた仲間にもみくちゃにされ跳びはねて喜んだ。とっておきの代打として登場した柳田が試合を決めた。

 「1回から戦ってきた人たちはみんな疲れていると思う。そういう人のために何とか打ちたいなと思っていた。みんながつくってくれたチャンス。何とかしたい気持ちはありました。一安心という感じです」

 5―5の9回1死満塁。「前に飛ばせば終わると信じていきました」と集中し、オリックス・椋木の高め直球を捉えた。センター方向への大飛球。中堅手はジャンピングキャッチを試みたが、白球はグラブからこぼれた。24年4月29日の西武戦以来となる自身9度目、代打では初のサヨナラ打。9連戦の6戦目で翌日に移動ゲームが控える中、延長戦への突入を阻止して白星をチームにもたらした。

 3点差の9回に守護神・杉山が同点に追い付かれる想定外の展開だった。すぐさま代打の準備に取りかかったが、「まさかあんな大チャンスとは思ってなかった」と振り返った。今季増えている代打での出場は「DHの1打席目みたいなイメージ」と意識し過ぎることなく臨んでいる。

 相手ベンチがリクエストを要求したことで一度は球場が騒然となったが、判定は変わることはなく、再びチームに歓喜の瞬間が訪れた。小久保監督は「ファンも一番の期待のところで期待に応えるのが彼らしい」と最敬礼だった。

 お立ち台では「ほぼ試合に出ていないんですけど、いい思いができたので最高の一日になりました」とニッコリ。「もう大歓声で。状況が状況ですけどさらにプレッシャーがかかりまして。静かにしてくれよ〜と思いながら打席に入りましたけど、皆さんの大歓声のおかげで外野まで飛ばすことができました」と話してスタンドを沸かせた。

 チームは2連勝で4カード連続の勝ち越しを決めた。2位・西武との3連戦を前に前半戦の首位ターンを決めた。チーム最年長37歳の柳田がその原動力となった。 (木下 大一)