たんぽぽの袋の中から顔を出す赤ちゃん(金沢動物園提供)

 横浜市立金沢動物園(同市金沢区)で昨年12月1日に生まれたコアラの赤ちゃんが、母親「たんぽぽ」のおなかの袋から外に出るようになった。袋の中で生活する時間はだんだんと短くなるといい、愛らしい姿を見られる機会が今後増えそうだ。

 同園によると、コアラは嚢児(のうじ)と呼ばれる未熟な状態で生まれた後、自力で母親の体をよじ登って半年ほど袋の中で過ごす。今回の赤ちゃんコアラは今年5月27日以降、袋から顔をのぞかせるようになり、6月15日に袋の外に出ている姿が初めて確認された。

 現在、袋外で過ごすのは夜間が中心だが、7月下旬〜8月上旬ごろには外に出る頻度も多くなる見込み。飼育員の賀曽利亜紀さんは「成長ステージごとにいろいろな姿を見ることができそう」と話している。

 同園での赤ちゃんの誕生は2年ぶり。昨夏にはたんぽぽの妹の「ひなぎく」が病死しており、新たな命の誕生に飼育スタッフは沸いたという。性別はまだ判明しておらず、確定後にX(旧ツイッター)などを通じて名前を募集する予定。