アメリカでは発達した高気圧が張り出す「ヒートドーム」という現象により猛暑が発生しています。そんな中、エネルギー保全に関するウェブページ約6000ページをアメリカのエネルギー省が削除したことが報じられています。

White House deletes thousands of webpages about energy conservation as heatwave slams US | The Verge

https://www.theverge.com/policy/961449/white-house-mamdani-heatwave-deletion

White House purges thousands of web pages about energy saving during heatwave | Mashable

https://mashable.com/tech/zohran-mamdani-heat-wave-nyc-white-house-78-degrees

ニューヨーク市長のゾーラン・マムダニ氏は2026年7月2日に、ニューヨーク猛暑を受けて「外は暑く、電力網は私たちを涼しく保つためにフル稼働しています。エアコンをカ氏78度(セ氏約25.56度)に設定し、使っていない照明や電子機器をオフにし、可能なものはプラグを抜いてください。安定した電力網は、エアコンが稼働し続け、命が救われることを意味します。需要を緩和し、暑さを一緒に乗り切りましょう」と電力網への負荷軽減を呼びかける投稿をしました。





マムダニ氏の投稿に対し、保守系のXアカウントは「カ氏100度(セ氏約37.8度)を超える気温にもかかわらず、室温を適度に保つよう求めた市長は、共産主義の恐怖を広めている」などと強く批判しました。しかし一部のXユーザーは、マムダニ氏が投稿した「カ氏78度(セ氏25.56度)」というエアコンの温度設定は独自に考案したものではなく、エネルギー省が推奨するものだということを指摘しました。実際に、共和党が強いテキサス州で知事を務めるグレッグ・アボット氏も、過去にマムダニ氏と同様にエネルギー省が推奨する「華氏75度から78度(約23.9度〜25.56度)」を推奨しています。

そのような騒動があったマムダニ氏の投稿から約24時間後に、あるXユーザーが「エネルギー省がエアコンの設定温度を推奨するページを削除したようです」と投稿しました。





削除されたページはエアコンの温度に関するページだけではなく、節水や断熱材の種類のほか、太陽光発電を搭載した住宅を建築して性能を競う「ソーラーデカスロン・チャレンジ」に関するページも削除されました。この件を報じたThe Vergeによると、削除されたページは約6000ページに及ぶそうです。なお、削除されたページはインターネットアーカイブに保存されており、記事作成時点で閲覧可能です。



連邦政府関係者は削除の理由を明確にしていませんが、マムダニ氏の投稿が話題になった直後に行われたため、そのタイミングに注目が集まっています。