80余年の時を超え…天草の海底に沈む旧日本海軍艦「長良」初めての有人潜水調査へ
戦後81年。太平洋戦争では多くの石川県出身者も命を落としました。
その歴史の一つ旧日本海軍の軍艦「長良」は熊本県天草沖で撃沈され、いまも深い海の底に眠っています。
その姿を記録し語り継ぐため、この夏、初めてとなる有人での潜水調査が行われることになりました。
6日午前、熊本県内で会見を行った水中探検家の伊左治佳孝さん。
■水中探検家・伊左治佳孝さん
「戦後80年を超えて」「語り継ぐこと困難さもあるので我々の活動がそういう役に立てればと」
全長158メートルの旧日本海軍の軍艦「長良」。戦況が悪化するなかで疎開者を輸送する任務などにあたっていましたが、1944年8月7日、熊本県天草市の沖合10キロの海上で、アメリカ軍の潜水艦の魚雷で撃沈されました。
犠牲となった300人あまりのうち、その多くが北陸の出身者。石川県では46人が命を落としました。
長良が沈んでいる場所は水深約80メートル。
その深さで潜水調査を行う場合、地上と比べ9倍の圧力が身体にかかるため事前のシミュレーションを重ねた上で、写真と映像で記録することを目指します。
記録は、遺族や資料館などに寄贈される予定で戦争の記憶を語り継ぐ資料として活用されます
■伊左治さん:
「今後語り継ぐ材料としてどんどん活かしていっていただければなと」「始まったものはどんどん引き継がれていくので慰霊の役に立てればと思っています」
潜水調査は海の状況を見ながら7月20日から22日にかけて行われるということです。
