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6月30日、国会ではいわゆる「国旗損壊罪」を創設する法案が衆議院本会議で採決・可決しました。この法案は野党の一部も与党とともに提出していましたが、 その野党が欠席する中での採決という、異例の事態となっています。

■野党議員が全員欠席…2つの理由

未明に始まったワールドカップ、日本対ブラジル。熱いエールを送っていたサポーターたちが掲げていたのが、日本の国旗です。

30日、国家の象徴である、この日の丸をめぐる新たな法案が衆議院を通過しました。それが、いわゆる「国旗損壊罪」をつくるというもの。高市首相の“肝いりの政策”のひとつです。

ただ、30日の採決。議場には多くの空席がありました。実は、野党議員が全員欠席していたのです。

そこには2つの理由がありました。

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1つ目は、中傷動画などをめぐる高市首相の対応です。国会答弁の代わりに陳述書を提出したい、としたことについて、野党は「国会軽視だ」と反発。

また、自民党は、7月に高市首相が出席する「党首討論」の実施を野党側に約束していましたが、首相側が具体的な日程を回答しないため、野党側はまず、参議院での審議を拒否していました。

そして2つ目の理由は、野党が反発していた定数削減と副首都の法案について、「与党だけで」審議入りを決めたことです。これに、野党5党が強く抗議。

■「数を力に物を言わせた暴挙」

中道改革連合 重徳国対委員長
「数を力に物を言わせた暴挙であります。今後一切の本会議、委員会、その他の審議、そして協議には応じない」

こうして、野党が欠席した国会。与党とともに「国旗損壊罪」の法案を提出していた、国民民主・参政の両党が欠席する中での異例の採決となりました。

国民民主党の玉木代表は、国会が“不正常化”していると指摘。

国民民主党 玉木代表
「冷静に与野党の議論ができる環境を回復してほしい」

■皇室典範の改正案「立法府の総意」のはずが…

一方、高市首相が進めるもうひとつ“肝いり政策”にも動きがありました。政府は、皇室典範の改正案を閣議決定し、国会に提出したのです。

改正案では、衆・参の正副議長のもとでまとめた「立法府の総意」に基づき、戦後皇族を離れた旧11宮家の子孫である男系男子を養子として皇族に迎えることを新たに認めています。

ただ、「立法府の総意」にはなかった、養子に男子が生まれた場合に、皇位継承資格を与えるとする内容も盛り込まれていました。これに、野党は反発。

立憲民主党 田名部匡代幹事長
「議論されていないことが盛り込まれたことに対して、それはいかがなものかと。それを立法府の総意といえるのか」

政府は今国会で速やかに成立させたい考えですが、この国会の会期は、あと2週間あまりとなっています。

(6月30日放送『news zero』より)