阪神・才木浩人 12球団最速100奪三振 勝利お預けも7回1失点9K 奪三振率はプロ野球記録ペース
◇セ・リーグ 阪神3―2中日(2026年6月30日 甲子園)
才木が奪三振ショーを繰り広げた。5戦ぶり勝利はお預けも7回5安打1失点で9奪三振。イニングを重ねるごとに直球の質は良化した。球速130キロ中盤で落ちるフォークとのコンビネーションもさえた。
「立ち上がりにバタバタしましたけど。結果的に7回までいけたのは良かった」
試合前時点で今季は甲子園で7試合に登板して防御率0・96と抜群の安定感を誇っていた。その一方で中日戦は昨季3戦全敗で24年4月21日から白星が遠ざかっていた。4連敗で迎えた今季初対戦。2回2死二塁で石川昂に先制の左前適時打を献上した。しかし4回から4イニング連続で三者凡退に打ち取った。
見せ場は4回先頭で元同僚の板山を迎えた場面だった。フォークで3球三振。両リーグ最速で、シーズン100奪三振に到達した。球団投手で7年連続の能見篤史以来。「(三振を)取りたいところで取れるように」。奪三振にこだわりを見せる高卒10年目右腕が球団史に名を残した。
「イニング以上の三振が取れているのは良いこと。継続したい」
猛虎が誇るドクターK。登板前の準備で大切にしていることが足の感覚だ。「しっかり土をかんで投げる。投げる前は、そこを体に覚えさせたい」。甲子園球場ではアルプス席の階段をゆっくり上ることもある。ドーム球場での試合時は、人工芝の上を素足で歩くこともある。「足から地面の反力をもらって投げる。今年は悪くない感覚」。足元から伝わる力が、ボールの威力へと直結し、三振を量産している。(松本 航亮)
○…才木(神)が9三振を奪ってシーズン105奪三振とした。23年から4年連続100奪三振となるが、球団では7年連続の能見篤史(11〜17年)以来。右投手では藤浪(13〜16年)以来になる。
○…奪三振率は登板前から0・01増やして11・48に。19年に千賀(ソ)がマークしたプロ野球記録の11・33(180回1/3、227奪三振)を上回るペースで推移している。

