長友佑都、今後は「考えてない、考えられない」 5大会連続出場…W杯終戦後に語ったコメント全文
32強で敗退に「ちょっと早すぎましたね」
日本代表は6月29日(日本時間30日)、北中米共催ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でブラジル代表と対戦し、1-2で逆転負けを喫した。
この試合で出番のなかったDF長友佑都は5大会連続出場となった今大会を総括。ベスト32で大会を去ることになった心境などについて明かした。試合後の長友のコメント全文をお届けする。
――今回のワールドカップはどういう大会でした?
「ちょっと早すぎましたね。こんなにいいチームを、ベスト32で終わらせてしまったっていうのは、自分自身、最年長として、ベテランとしても責任を感じます。勝たせられなかったっていうところなんで、自分も大きな責任を感じています」
「感情を押し殺すっていうのはなかなか難しいんですけど。まあでもその1分だろうと、何分だろうと、もう負けは負けなんで、そこはしっかり受け入れなきゃいけない。やっぱりスポーツの世界で、結果が全ての世界なんで何も言い訳もできないですし、自分たちの力不足だったというところですね。ただ、まあ、日本サッカーのこの4年間の歩みは僕は間違ってなかったと思ってます。間違いなく僕が経験してきたこの日本代表で、18年、19年間ぐらいですかね。その中で非常に団結した、1番強いチームだったかなと僕自身は思ってます。まあ、結果はベスト32で終わってしまったんですけど、その歩み、プロセスは間違ってなかったなと、そこは胸張って言えるんじゃないかなと思ってます」
――もう1つ、2つこうステップアップしていくには何が必要と感じてます。
「やっぱり、個の力だなと思いました、今日、今回、ブラジルもそうですけど、組織とか、チームっていう部分では、日本の方がもしかしたら上だったんじゃないかなと思うんですけど、やっぱり個の能力でその組織を打開されるようなシーンがやっぱりあったんで。シュートまで持っていかれたりとかも含めてですけど、守備の部分でもそうですね、やっぱり個で止められたりとかも含めて、やっぱり個の部分は見逃すことはできないなと思います。組織力で負けたとは思ってないです。チーム力で負けたとは思ってないです」
――本気のブラジルを追い込んだっていう意味では、やってきたことは間違ってなかった。
「本気のブラジルですからね。彼らも相当気合入って、相当集中してたのも見て取れた。親善試合とは全く違う彼らの雰囲気、圧を感じながら、プレーしてましたけど。それでも堂々とみんなプレーしてましたし。本気のブラジルを相手にここまでできるっていうのは、間違いなく日本サッカーはレベルアップしてます。そこは胸張っていい」
――常に目指すところはW杯と言ってきた。ここまでの取り組みは。
「個人ですか。いや正直もう個人のことなんてどうでもよくて、自分がこの日本代表に貢献できたかどうか。日本サッカーの未来っていうのが1番大事なんで。5大会出たのはもちろんそこは誇りに思うんですけど、結局やっぱりベスト32でチームを終わらせてるんで。そこはやっぱり1番のベテランとして、経験者として、まあさっきも言いましたけど、責任を感じるし、責任を負わなければいけないなと思っています」
――長友選手だからこその役割があった。この先どう考えていますか。
「いや、もうこの先のビジョンはもう、ないです。今は全く考えてないですし。考えてないというか、考えられないですし。自分がどうしていくのかわからないです。ただ、やっぱりこの5大会、経験させてもらったっていうものに関しては、自分の中でだけで終わらせるのは絶対ありえないことなので。日本サッカーに何らかの形で貢献できるのであれば、それはもう全力でやっていきたいと思うし、やらなければいけない立場だと思います。自分が経験してきたんだけど、経験させてもらったっていう気持ちの方が強いんで、だからこの経験というのは還元していきたいですね」
――5回目のワールドカップは終わってしまいましたけど、どんな世界でしたか。
「まあ、僕の、そして僕らの青春でしたね。青春を僕ら過ごしてないんで。サッカー、本当に若い時からサッカーに、練習に明け暮れて。そこでずっとやってきて本当の青春を過ごしてないな、と思う。みんなもそうだけど。ワールドカップってやっぱり青春だなと思いました。それだけ大の大人たちが、これだけの熱を持って、魂を持って、チームが団結して仲間のために熱くなれるような、こんな瞬間ってないですから。まあだから青春が終わってしまった寂しさがありますね。この仲間と離れたくなかったなって」
――ワールドカップは魔力がすごいと言っていた。
「ワールドカップはやっぱり怖いですね。なかなか掴ませてもらえないですね。5回出たけど、掴めないですから。ワールドカップ、怖いな、と思いますけど、この怖さがやみつきになるんですよね。やっぱり選手としては。みんなそうだけど、このワールドカップというのは何も変えられない、サッカー人生において、自分たちの財産にもなるし、彼らには本当にこの経験をまた次に生かしてもらって、また4年後成長した姿を、後輩たちには見せてもらいたいなと思います」
――長友選手からは森保さんに伝えた言葉は。
「僕からも感謝しかなかったですし。まあでも、森保さんを優勝監督にさせたかったんです。その気持ちでずっとやってきたんですけど、それが叶わなくて非常に悔しい。そこはやっぱりつらいです」
――ブラジルを苦しめた。
「まあでも、それはもう結果ですよ、この世界は結果だと思います。それを出せなかった。結果で示さないと積み上げはないと思います」
――カタールからの3年半大変だったと思うんですけど、やりきったか?
「いや、自分できることは全てやったんで。自分の実力が足りなかったっていうことだけです。何の後悔も、自分がやってきたこのプロセスに対しては何の後悔もないんで」(FOOTBALL ZONE編集部)

