口封じ目的で殺人・放火事件の“共犯”男性を生き埋めに? 29歳男「私はしていません」と容疑を否認 広島・三原市
広島県で土の中から男性の遺体が見つかった事件で、29歳の男が強盗殺人の疑いで逮捕されました。男と遺体で見つかった男性は別の殺人・放火事件の共犯とみられ、警察は男が口封じなどの目的で男性を殺害したとみて調べています。
■逮捕前の容疑者…にらみつけるような様子も

今年4月、広島県三原市に設置された防犯カメラの映像です。
カメラに映る捜査員の手にはスコップが…。
この数日後、三原市にある会社の敷地内から、徳田雅希さん(29)が遺体で見つかりました。
29日、強盗殺人の疑いで逮捕された倉本幹太容疑者(29)。逮捕前の倉本容疑者の姿をとらえた映像です。カメラを向ける記者をにらみつけるような様子もありました。
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倉本容疑者は、今年3月、徳田さんを土の中に生き埋めにして殺害するなどした疑いがもたれています。
4月上旬の現場近くの防犯カメラには、倉本容疑者のものとみられる車が現場方向に向かっていく様子が…。その5分後、同じ車が引き返していきました。
その後、警察の捜査車両らしき車が、現場方向に向かったことがわかります。この頃から、警察は倉本容疑者をマークしていたとみられています。
■東広島市の殺人・放火事件で“共犯関係”か

倉本容疑者と、遺体で見つかった徳田さん。実は、別の事件の“共犯関係”にあったとみられています。その事件というのが、今年2月、東広島市の住宅で起きた殺人・放火事件です。
この家に住んでいた会社役員の川本健一さん(当時49)が殺害されているのが見つかり、死因は首を刃物で複数回刺されたことによる失血死でした。
29日午後、会見を開いた広島県警。
三原警察署 河崎博文署長
「(東広島市の)殺人・殺人未遂・現住建造物等放火事件の捜査を進めていく過程において、捜索先である(三原市の)会社敷地内において土の中に埋められた被害者(徳田さん)の死体を発見。被害者(徳田さん)は東広島市で発生した殺人等事件の容疑者として、捜査線上に浮かんだ人物でもありました」
倉本容疑者と、殺害された徳田さんは、殺人・放火事件にどのように関わっていたのでしょうか。
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警察によりますと、地元の同学年で知人同士だったという倉本容疑者と徳田さん。今年2月、東広島市で起きた事件で、2人は共犯関係にあったとみられています。
倉本容疑者は殺害された川本さんの義理の甥で、川本さんが経営していたリフォーム会社の従業員だったということです。
警察がこの事件の捜査を進める過程で捜査線上に浮上したのが、倉本容疑者と徳田さんです。徳田さんが捜査線上に浮上したことを知った倉本容疑者は、口封じのため徳田さんを殺害。事件への関与の発覚を免れようとしたとみられています。
■殺害し700万円の借金返済から逃れようとしたか

殺人・放火事件の直後、川本さんの妻は…。
殺人・放火事件の通報者の家族
「『2階に灯油まかれて火をつけられた』と。20代くらいと言っていた」
東広島市の事件に関与したとみられている、倉本容疑者と徳田さん。さらに、2人の間には“金銭トラブル”も。倉本容疑者は徳田さんに700万円の借金があり、殺害することで返済から逃れようとしたとみられています。
捜査関係者などによりますと、倉本容疑者は、働いていた会社や取引先から金をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで逮捕、起訴されていました。
倉本容疑者を知る人
「ちょっとやんちゃな感じの子。クラスの中でも中心というか、目立っていた感じの印象がある」
倉本容疑者は三原市内の中学校に通い、サッカー部に所属。徳田さんとは、中学生時代に知り合ったということです。
徳田さんを土の中に生き埋めにして、窒息死させたとみられている倉本容疑者。調べに対し、倉本容疑者は「私はしていません」と容疑を否認しています。
(6月29日放送『news zero』より)
