「その日は突然やってきた…」小1男子の母が子どもの成長と寂しさを感じた日の話

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もうすぐ8歳になる娘と6歳の息子の母で、ユーモアあふれる子育て漫画を ブログ や インスタグラム ( @yuihanada7 )で発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。仕事と育児の両立に奮闘する日々の中で、子どもたちから学んだことや思わず笑ってしまったこと、感動したことなどを漫画にしています。

「ママー、ママー」とどこへ行くにもついてきて、姉と取り合いをするほどママにベッタリだった息子。気づけば小学生になり、一緒にお出かけなどしてくれるものの、やはり以前とは違う距離感になったというはなゆいさん。ある日、それを実感した出来事があったといい、それを通じて感じたことを率直に綴っていただきました。

息子とエレベーターに乗り込んだら…

こんにちは。小学生2人を育児中のはなゆいです。

皆さん、子どもと手をつなげる期間って、いつまで続くと思いますか?

子どもが小さい頃は、当たり前のように差し伸べられてきた手。散歩中やスーパーでの買い物中など、気づけば私の手は小さな手にぎゅっと握られていました。

「ママ、こっち」「離さないで」「つながないと、迷子になるかもしれないから」そんな言葉を少し面倒に感じることも過去にはありました。

荷物で手がふさがっている時や、スマホを見たい時に「手をつながないで一人で歩いてくれないかな」なんて思ったことが正直何度もあります。

でも、子どもの成長って予告なく訪れます。

先日のこと、エレベーターホールにいた私と息子のおーちゃん。やってきたエレベーターに慌ただしく乗り込みました。時間を気にしていた私はスマホをチェック。その横でおーちゃんがさりげなく私の手を握ってきました。

いつものように、当たり前みたいにつながれた手。でも、エレベーターの扉が開いた瞬間に、おーちゃんがその手をそっと離したんです。

「あれ?」と私の中で、何かが静かに止まりました。

これは、子どもが少しだけ大きくなったと感じた朝の話です。

“当たり前”は、ある日突然変わる

思えば、我が子と手をつなぐ時間も、バイバイと手を振ってもらえることも、親に与えられた期間限定の贅沢な時間だったのだと思います。

小さい頃のおーちゃんは、本当によく手をつなぎたがる子でした。理由を聞くと「パッと見たときに、ママがいなくなっていたらどうしようと思うから」と言っていて。なんて可愛いんだろうと思いながらも、いつしか手をつなぐのが当たり前になっていました。

でも、その“当たり前”は、ある日突然変わるんですよね。人目を気にして、さっと手を離す。バスに乗っても振り返らない……昨日までの習慣が、今日からなくなる。

それは成長で、喜ばしいこと。でも同時に、親の手には少しだけ空白が残ります。昨日はなぜか、おーちゃんが久しぶりに手をつないできました。私は差し出されたその手をそっと受け取りました。

あったかい体温。

ふにふにした手の厚み。

少し湿った手の感覚。

これは、ボーナスタイム! いつもあるものではなく、たまたま戻ってきたご褒美みたいな時間です。

成長していく子どもは、少しずつ親の手から離れていく。でも、その手をつないでいた記憶は、ちゃんと残っている。「お疲れ様」と、右手につぶやいた朝でした。

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