阪神育成ドラ1・神宮僚介 滑り込み支配下へ2軍で熱投中!新外国人獲得で残り2枠も「目の前の打者を」
【2軍リポート 大物から大物へ若トラ駆ケル】
阪神のファーム施設・SGL尼崎から1軍を目指す若虎にスポットを当てる「2軍リポート 大物(だいもつ)から大物(おおもの)へ若トラ駆ケル」。第3回は支配下登録を目指す神宮僚介投手(23)に迫った。
神宮が残り2の支配下枠滑り込みへ懸命のアピールを続けている。右サイドハンドから繰り出すスライダーと、ツーシームのコンビネーションが武器だ。ファーム・リーグでは14試合に登板し、防御率2・31。下半身のコンディション不良の出遅れを取り戻す好投を見せている。
「リハビリ期間中に体を変えました。しっかりキレを出せるように取り組んだつもりです」
ボールを投げられない時間は、ボディーメークに着手した。筋肉量を落とさず、体脂肪率を23%から17%に。卵中心にタンパク質を多く取りながら、脂質はできるだけ取らない食事改善を行った。同じリハビリ組に、走りに関して独学で勉強している下村がいたことも大きかった。「走り方から教えてもらって。少し速くなった実感もありますし、トレーニングが楽しくもなりましたね」。体づくりに関して情報交換をしながら高め合った。
成果は球のキレに表れた。プロ初登板となった5月3日のファーム・リーグ、ヤクルト戦。1失点したが2三振を奪い、球速は復帰戦でいきなり150キロを計測。横手投げ特有の右打者に食い込むシュート成分は失わず、球の威力は増した。
支配下登録への思いをさらに強くする出来事もあった。16日に、下村、今朝丸らとともに、甲子園での1軍試合前練習に初参加。「高校の時に夢見ていた場所。感慨深かったですし、ここで野球ができたらもっと最高だなと」。キャッチボールは1軍先発陣も交えたじゃんけんで、伊藤将と行った。「胸に来る正確性が自分と段違い。制球力も、もっと上を目指さないといけない」と実感した。
育成選手の支配下登録期限は7月まで。「とにかく目の前の打者を抑えることに集中したい」。積み重ねたアウトが、2桁背番号につながると信じて腕を振る。(松本 航亮)
◇神宮 僚介(じんぐう・りょうすけ)2003年(平15)5月27日生まれ、群馬県出身の23歳。桐生第一では甲子園出場なし。東農大北海道オホーツクでは4年秋の北海道学生野球リーグで最高殊勲選手。25年育成ドラフト1位で阪神入団。1メートル78、81キロ。右投げ右打ち。

