スポニチ

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 フランスの矛に、貴族の盾が立ち向かう。スウェーデンのDFグスタフ・ラーゲルビエルケ(26=ブラガ)はれっきとした名家出身の男爵。ストックホルム近郊の裕福な地域で育ち、子供の頃のすね当てには家紋があったという。英紙が報じた「王位継承順位254位」は専門家に否定されているが、W杯の王座へと導く気概は本物だ。

 3月の欧州予選プレーオフ決勝ではポーランドを破る得点を挙げて2大会ぶりの出場に導いた。今大会では日本戦を含め1次リーグ3試合に3バックの右でフル出場。エムバペにデンベレと得点ランク2位の4得点を挙げるFWを2人も擁するフランス相手に、守備ブロックを敷いて速攻でのチャンスを狙うプランのキーマンとなる。

 脚の血液を押し流す「リカバリーパンツ」を愛用し、日記とは別に内省を書き留める「思考ノート」も日々記す。「W杯で自分の国を代表すること、それは最高に素晴らしいこと」。優勝候補を封じれば、5―1のチュニジア戦後のように「最高に楽しかった」と書き記せる。

 ◇グスタフ・ラーゲルビエルケ 2000年4月10日生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身の26歳。地元のユースチームを経て17年に同国1部AIKに加入。国内の数クラブを経て23年夏にセルティックに加入し、トウェンテへのレンタルを経て25年夏にブラガに完全移籍。国際Aマッチ14試合2得点。1メートル93、80キロ。