抗がん剤投与患者死亡の埼玉県立小児医療センター、中止していた髄腔内注射の治療を来月上旬再開
埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)で、脊髄周辺に抗がん剤を投与する「髄腔(ずいくう)内注射」を受けた患者が神経症状を発症し、1人が死亡、2人が意識不明となっている問題で、同センターは29日、中止していた髄腔内注射の治療と入院患者の受け入れを7月上旬に再開すると発表した。
3人の髄液からは、髄腔内注射で使用が禁止されている薬剤「ビンクリスチン」が検出された。同センターの事故調査委員会が5月下旬に再発防止策を盛り込んだ報告書を取りまとめたが、混入の原因は特定できなかった。
同センターは監視カメラの設置など再発防止策を講じ、7月上旬から段階的に治療を再開する。ほかの病院で髄腔内注射を受けている患者に同センターでの治療を希望するか尋ねた上、注射を行うかどうかを判断する。

