38分、W杯通算得点で歴代単独トップとなり、仲間と喜ぶアルゼンチンのメッシ(中央)(22日、米ダラススタジアムで)=吉野拓也撮影

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 ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は22日(日本時間23日)、1次リーグ第2戦が行われ、J組のアルゼンチンはメッシの2発でオーストリアに快勝し、決勝トーナメントに進出した。

 メッシはW杯通算18得点とし、歴代最多記録を更新した。1978年大会アルゼンチン代表優勝メンバーで元東京V監督のオズワルド・アルディレス氏がこの試合を分析する。

アルディレスの目

 アルゼンチンは初戦のアルジェリア戦よりもうまく試合をコントロールした。最終ラインと中盤が連係し、安定した守備から多くのチャンスを作り出した。そしてメッシがいる。彼は違いを作り、歴史を刻んでいる。前半にPKを失敗した後も自分のプレーを続け、彼がゴールを決めた瞬間、試合の勝敗は決まった。

 彼の偉大さを表現する言葉が見つからない。私は多くの人に「メッシとロナルド(ポルトガル)はどちらが上か」と聞かれるが、比較するものではない。ロナルドは非常に素晴らしく、一時代を代表する選手だが、メッシは別の世界にいる。もう議論は終わりだ。

 チームがメッシ依存と言われるが、マラドーナもそうだったように、質の高い選手がいるのだから当然だ。何より、他の選手も自らの仕事を全うしている。中盤はハードワークし、守備もLi・マルティネスは強靱(きょうじん)で揺るぎない。

 3戦目のヨルダン戦は、けがに注意し、試合をコントロールすることが大切だ。スカロニ監督はおそらく選手を入れ替えるだろうが、メッシはプレーしたいだろう。ピッチに立つのではないか。(1978年大会アルゼンチン代表優勝メンバー、元東京V監督)