ビル・ゲイツ氏、エプスタイン氏の性犯罪目撃は否定 被害者と同じ場にいた可能性は認める

(CNN)米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は、性犯罪で起訴され勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の被害者と関わったことはないと証言する一方で被害者と同じ場にいた可能性は認めた。米下院監視委員会が23日に公開した非公開の聴取記録で明らかになった。
任意の聞き取りは今月10日に連邦議会議事堂で行われた。ゲイツ氏はその中で、エプスタイン氏との3年間におよぶ関係はあくまで仕事上のものであり、いかなる性的不正行為も目撃したり関与したりしたことはないと主張した。
しかし民主党のロバート・ガルシア下院議員は、委員会の調査によってエプスタイン氏の従業員の一部もエプスタイン氏から虐待を受けていたことが明らかになっており、ゲイツ氏が被害者の周囲にいたことはないと断定するのは難しいと指摘した。
これに対しゲイツ氏は、エプスタイン氏の飛行機内での会合の終わりに女性従業員の何人かを見かけたことを認め、「被害者と同じ場にいた可能性はある」と付け加えた。
司法省が今年に入り追加公開したエプスタイン関連文書によってゲイツ氏とエプスタイン氏とのつながりに疑問が生じたことを受け、監視委員会は継続中の調査の一環としてゲイツ氏に証言を求めた。
聞き取りの中でゲイツ氏は、エプスタイン氏が結婚生活における不貞を含めゲイツ氏の私生活に関する情報を利用して自身に圧力をかけようとした経緯を説明した。
ゲイツ氏は、2014年にエプスタイン氏と縁を切った後、ゲイツ氏が不倫関係にあった女性に関連してエプスタイン氏が支払った費用の「払い戻し」を求めるメールを送ってきた件を一例として振り返った。
「私はゲイツ・ベンチャーズのキーパーソンであり最高経営責任者(CEO)のラリー・コーエンに、我々は一切支払うつもりはないと伝えた」(ゲイツ氏)
ゲイツ氏は11年、特に信頼を置く従業員の一人ボリス・ニコリッチ氏を通じてエプスタイン氏と知り合った。
ゲイツ氏は当時、エプスタイン氏が「性的な性質」の「有罪判決」を受けていることを認識していたが、それでも仕事上の関係を追求することに関心があったとしている。同氏は世界的な保健分野のために数十億ドルを集められると主張していたという。
ゲイツ氏は今日に至るまで、慈善事業の機会を追い求めるあまりにエプスタイン氏の悪評を無視したことを悔やんでいると述べた。そうした機会は結局実現することはなかった。
