JRT四国放送

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(森本アナウンサー)
「ここからは、きょう開会した県議会について、県政担当の大江記者とお伝えします」

(記者)
「よろしくお願いします」

(森本アナウンサー)
「まず、補正予算案ですが、一般会計の総額で約108億9200万円となっています。このポイントから教えてください」

(記者)
「ポイントは『物価高対策』、そして『過去10年で最大規模』だということです。
「今回の補正予算は、コロナ禍対策や知事選後の肉付け予算をのぞくと、6月補正としては過去10年で最大規模となりました」

(森本アナウンサー)
「ここまで大きくなった要因はなんでしょうか?」

(記者)
「最大の要因は、ポイントにも挙げた『物価高対策』です」
「全体の44事業のうち、実に7割にあたる29事業が物価高対策の事業です」

(記者)
「生活に身近なところでは、県内の飲食店で使える50%のプレミアム付き」
「つまり、購入金額の1.5倍の金額の飲食に使える食事券の発行に5億3000万円が計上されています」

(記者)
「ほかに、中東情勢悪化の影響を受け、中小企業への資金繰り支援や運送事業者への支援金の給付、公衆浴場・クリーニング業の燃料費を対象とした補助金など、幅広い分野への支援を盛り込みました」

(森本アナウンサー)
「まさに、県民の暮らしに直結する重要な予算案なわけですが、今回の県議会、別の大きな問題が注目されてますよね」

(記者)
「そうなんです。連日大きな話題となっている、建築家・石上純也さんの新ホールの旧計画をテーマとした『展覧会の中止問題』です」

開幕直前に県が中止を要請したプロセスについて、「知事の圧力があったのではないか」、「表現の自由や県民の知る権利の侵害だ」として、議会では後藤田知事のへの激しい追及が予想されています。

(森本アナウンサー)
「知事の行政運営のあり方が問われる、見過ごせない問題ですよね」
「しかし大江さん、このホール展問題ばかりに時間が割かれてしまうと、肝心の予算審議はどうなるのかという懸念もありますよね」

(記者)
「そうですね、そこが今議会の大きな焦点となりそうです」
「今回の議会は、後藤田県政3年間の評価のタイミングでもあります」
「知事の政治手法を質す『ホール展問題』の追及はもちろん不可欠ですが、その議論が過熱するあまり、喫緊の課題である物価高対策など、肝心の『生活防衛』の議論がおざなりになっては本末転倒です」

(森本アナウンサー)
「センセーショナルな話題に引っ張られて、県民の足元の暮らしを救う論戦が薄れてしまっては困りますね」

(記者)
「その通りです。ホール展中止問題の真相究明はもちろんですが、喫緊の課題である物価高対策の精査」
「この双方を、議会が両輪できちんと議論できるのか、各会派の姿勢が厳しく問われることになります」

(森本アナウンサー)
「県議会は、6月18日に代表質問、19日に一般質問が行われます。ここまで大江記者とお伝えしました」