【とくしま百名店】燃えるように赤い麻婆豆腐 阿南市の「神龍」【徳島】
ここからは「とくしま百名店」のコーナーです。
レストラン検索・予約サービス「食べログ」の人気コンテンツ「食べログ百名店」、様々なジャンルごとに全国、あるいは東西日本から百の名店を選出しています。
このコーナーでは徳島からこの百名店に選ばれた、文字通りの名店を順次ご紹介していきます。
今回のテーマは中華です。
(宮下アナウンサー)
「阿南市羽ノ浦町にやってきました、ここに四川料理の名店、神龍があります」
阿南市に店を構え17年。
ランチタイムには行列の途絶えない、不動の人気店です。
(宮下アナウンサー)
「こんにちは、お邪魔します」
店に入ると、若き日の児島史晃店主と中華の鉄人・陳建一さんの写真が。
児島さんは陳さんの元で12年、四川料理の真髄を学びました。
(神龍・児島史晃 店主)
「(修業時代)まず徳島県民だったので『何言ってるのかわかんないよ』といつも言われて」
「すごく方言で、標準語じゃないですか(東京)向こうって」
「『何言ってんだよ、お前の言葉全然わかんない』、まず言葉の壁ですごく言われた」
「立ち仕事で立ってるのがしんどい、ずっと一日立ちっぱなし」
「まかないのご飯食べる時は3分」
(神龍・児島史晃 店主)
「1年目の冬、鍋を洗っていて長靴を履いていた。長靴の中に沸いているスープが入って大やけどした」
「『僕つらいので辞めます』と料理長に言いった、『馬鹿野郎、何がつらいんだ。お前何をやったんだ今まで』」
「『何もやっていないだろ、さっさと戻って仕事しろ』、『わかりました』と言ってしまった。それからもうずっとがんばった」
店の看板は何と言っても麻婆豆腐。
客の8割が注文する圧倒的一番人気です。
東京・赤坂、四川飯店で学んだ陳さんの味に、独自のアレンジを加えています。
味の決め手は、ダブル豆板醤。
そら豆と唐辛子を長期熟成した、黒い最高級のピーシェン豆板醬と、通常の赤い豆板醬を混ぜ合わせます。
徳島の人の舌に合うよう、コクと辛みを追求しました。
甘い甜麵醬と豚肉、八丁みそを合わせた肉みそをすばやくなじませます。
そしてもちろん、主役の豆腐にもこだわりが。
(神龍・児島史晃 店主)
「この豆腐しか、僕の麻婆豆腐には合わないという豆腐があって」
国産大豆100%の木綿豆腐。
何度も試行錯誤を重ねて、この豆腐にたどり着きました。
余計な水分は加えず、調味料と豆腐から出る水分のみで仕上げます。
ネギとシャキシャキした高知の葉にんにくをアクセントに。
1本のお玉ですべての調理をこなすのも、中国4000年の知恵。
仕上げに豆板醤の油を加え、辛みと色味を整えれば完成です。
これが神龍の看板を背負う不動の一番人気、麻婆豆腐。
店主の飽くなき探求心と、四川の歴史が詰まった一品です。
(神龍・児島史晃 店主)
「食べた時に大豆の香りや豆腐の香りがすごくする。『あっ 豆腐だな』けど食べてたら辛いな」
「『けど鼻から抜けるように大豆の香りも抜けていく』、一つの作品としての麻婆豆腐に仕上げる」
(宮下アナウンサー)
「スパイシーな香りと真っ赤なビジュアルが、食欲をそそります」
「うわーおいしそう。いただきます」
「ガツンと来る辛さです。辛さの中にも豆腐のやさしいまろやかさがあって、とても美味しい」
「中にシャキシャキした葉にんにくと、ゴロっとした塊のお肉が入っていて、食感の変化も楽しめます。すごく癖になる味」
食べログの口コミには「病みつき」「食べる手が止まらない」「食べ終わったとき満足感がある」「絶品」との声も。
わたしも、一気に完食していまいました。
❝鍋で食べる麻婆豆腐❞
「豆花牛肉」豆板醬が入っておらず、阿波牛モモ肉の旨味が凝縮されたスープ。
❝四川山椒の香りザーサイとナッツの食感がアクセント❞
こちらが鍋で食べる「豆花牛肉」。
辛いものが苦手な人でも食べやすい、塩味ベースです。
常連客が好んで頼む、知る人ぞ知る新感覚マーボー。
混ぜてからいただきます。
(神龍・児島史晃 店主)
「これで良いという妥協をしない。この料理に自分が妥協してしまうと、客もそれに反応する」
「だから自分がこれでOK、大丈夫というような完璧な料理を目指して、今もがんばって勉強している」
燃えるように赤い麻婆豆腐の一皿。
心に映るのは龍のごとき、大望を抱いた修行の日々です。
星3つ?セコいこと言わずに、神龍だけに星7つ。
