Google製AIのGeminiにGmailやGoogleフォトに保存された情報を読み取らせて個人最適化できる「Personal Intelligence」が登場しました。Personal Intelligenceを有効化することで、メールや写真からユーザーの特長を推測して適切な回答を出力してくれます。

Personal Intelligence: Connecting Gemini to Google apps

https://blog.google/innovation-and-ai/products/gemini-app/personal-intelligence/

Personal Intelligenceでは「Gmail」「Googleカレンダー」「Googleドライブ」「Googleフォト」「YouTube」「Google検索」のデータをGeminiに読み取らせることができます。



Personal Intelligenceの活用例が以下。まず、「車のタイヤを交換するからオススメを教えて」と指示します。



すると、Googleフォトなどの情報をもとに「ホンダのオデッセイに乗っている」「自然公園などに旅行に行くことが多い」といったことを認識し、オデッセイ用の全天候型タイヤをオススメしてくれました。



続けて「オデッセイのナンバーはなんだったっけ?」と質問。



Geminiがナンバーを正確に教えてくれました。素のGeminiでは「ユーザーが所有している車」や「車のナンバープレート」といった情報を特定できませんが、Personal Intelligenceを使ってGoogleフォトなどの情報を読み込ませることで個人的な情報に基づく回答が可能となります。



ただし、Personal Intelligenceはユーザーの情報を誤って認識してしまうこともあります。例えば「自分はゴルフが好きじゃないけど、息子のためにゴルフ場に通っている」という場合でもGoogleフォトなどの情報をもとに「このユーザーはゴルフが好き」と認識してしまいます。この場合、Geminiに対して「私はゴルフが好きではありません。息子を連れて行っているだけです」などと説明することでGeminiの認識を更新することができます。



Personal Intelligenceで扱う情報は元からGoogleが管理しているものであり、Google以外の企業へデータを送信する必要がありません。Googleは「Googleが安全に管理している情報を使う」という点を他のAIに対する差別化要因としてアピールしています。

Personal Intelligenceを使っても写真やメールがGeminiのトレーニングに使用されることはないとのこと。また、健康状態などのデリケートな情報についてはGeminiから率先してアプローチしないように設計されており、ユーザーからの指示があれば健康状態に関する会話なども実行できます。

Personal IntelligenceはアメリカのGoogle AI ProとAI Ultraの加入者向けに2026年1月14日から順次展開されます。将来的に対象国や対象プランが拡大する予定です。