脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「日本のドキュメンタリーのフォーマット」と題した動画を公開し、日本のドキュメンタリー番組におけるナレーションのあり方について自身の見解を語った。茂木氏は、「これまでも繰り返し言ってることですが、ディレクターが書いたナレーションをアナウンサーが読むフォーマットはそろそろ考えた方がいい」と、日本のドキュメンタリーの慣習に疑問を呈した。

動画の中で茂木氏は、「グローバルに見るとドキュメンタリーはナレーションがないのが当たり前なんです」とし、NHKなどで採用されている匿名のディレクターが解釈を押し付ける手法に違和感を示した。「視聴者に解釈を押し付けるのは問題であり、それが日本の停滞にも繋がっているのでは」と警鐘を鳴らした。

さらに、茂木氏は海外の事例に言及。特に、BBCの自然番組におけるデビッド・アッテンボローの手法を引き合いに出し、「ある人の主観をナレーションするなら、『written and presented by』のフォーマットにするべきだ」と主張。「今のNHKのドキュメンタリーが当たり前ではない」として、より個人の責任に基づいた制作の重要性を訴えた。

動画の締めくくりでは、茂木氏が「Netflixでのドキュメンタリーの主流と比較して考えるべき」と述べ、「数年前からこの意見を持っているが変わらないだろう」と語りつつも、日本のドキュメンタリーについての再考を訴えた。

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