脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルで「トランプ、マスク現象」が全面的に悪いと決めつけることについて語った。茂木氏は、「必ずしも彼らがやっていることがおかしなことだとか交代だと決めつけることは生産的ではない」との見解を示し、この現象に対する慎重な姿勢を表明した。

茂木氏は、現在の社会について「DEI、Diversity Equity Inclusionみたいなこととかアファーマティブアクションとか、そういうことが大事だ」としつつも、「それだけでは、人間の衝動の全体を引き受けられない」との持論を展開した。そして、「グリーンランド一緒になっちゃえとか、カナダを51番目の州にするというのは本音で思う人もいるだろうし、それも一つの人間の声なのだ」と述べ、意見の多様性を訴えた。

また、政治的正しさについて触れ、「全体の調和の中で個々人が自分の行動を実施していくのは、ある意味で全体主義だ」と指摘。バランスを重視しながらも、トランプ氏やマスク氏の動きが「バランスを回復するプロセス」と評価できる可能性を示した。

「人間の中にはお互いを尊重する衝動がある一方、そうではない衝動もある」と続け、「トランプマスク現象はバランスを回復するプロセスの一部だろう」との考えを示した上で、「社会や世界が向かっている方向が、必ずしもこの先ずっと同じではない」とする見通しを語り、動画を締めくくった。

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