Ｊ３大宮−北九州戦で競技規則の適用ミス 本来は認められない選手交代に審判団が気づかず終了も３−０大宮勝利で試合成立

　Ｊリーグは１８日、９月１４日に開催された明治安田Ｊ３第２８節の大宮−北九州戦（ＮＡＣＫ５スタジアム大宮）で、競技規則の適用ミスがあったと発表した。日本サッカー協会（ＪＦＡ）審判委員会に確認した上で、３−０で大宮が勝利した当初の結果通りに試合成立として取り扱うとした。

　試合で９４分に大宮が２選手を交代したが、そのうち１人は相手チーム脳振とう交代による追加交代で、もう１人は通常交代だった。すでに大宮は通常交代を３回終えた後で、本来であれば相手チーム脳振とう交代による追加交代しか認められない状況だった。

　審判団は交代を認めたため、事象に気づかないまま試合が終了。公式記録作成時に交代回数の誤りが判明したという。

　Ｊリーグは競技規則の適用ミスが発生した時刻が９４分で、そこから試合終了までの約２分間に得点などは発生せず、試合結果に重大な影響は及ぼしていないと判断。試合成立としたと説明した。

　Ｊリーグは今後の再発防止のため、全クラブに対して競技規則の理解について、再度指導を行い、ＪＦＡからＪリーグ担当全審判員に対して、競技規則について再度の徹底をはかるとした。