再び量産態勢へ ジャッジに飛び出した17試合ぶりとなる逆転満塁弾にニューヨークが熱狂「華々しく、自身のスランプを終わらせた」

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チームを勝利に導く逆転満塁弾を放ったジャッジ。(C)Getty Images

 久々の一発は、会心の満塁アーチだった。

 ヤンキースのアーロン・ジャッジは、現地時間9月13日に本拠地で行われたレッドソックス戦に「3番・中堅」で先発出場。チームが3点のビハインドを追っていた7回に17試合ぶりとなる52号逆転満塁弾を放った。

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 打った瞬間にヤンキース・ファンたちを熱狂させた。7回に0-4から1点を返してなおも無死満塁で迎えた第4打席。相手左腕キャム・ブーザーと対峙したジャッジはカウント0-2からの甘く入った4シームを強振。打った瞬間にそれと分かる当たりは瞬く間に左翼席中段に突き刺さった。

 5-4での勝利を手繰り寄せるキャプテンの目の覚めるような逆転弾に、ヤンキース・ファンは総立ち。熱狂の坩堝と化した場内からは割れんばかりの「MVPコール」も飛び交った。

 一時はキャリア2度目のシーズン60号に到達するハイペースで本塁打を量産していたジャッジ。しかし、8月25日(現地時間)のロッキーズ戦でマルチ本塁打を放って以来、自己ワーストタイとなる16試合連続本塁打なしと不振が続いていた。

 レッドソックスとのライバル対決ということもあり、地元メディアもジャッジの一発に興奮。日刊紙『New York Post』は「Judge-ment day(審判の日)だ」とジャッジの名前をもじったリポートを掲載し、「ジャッジは華々しく、自身のスランプを終わらせた」と絶賛した。

 今季も大谷翔平(ドジャース)との比較も何かと注目を集めるジャッジ。再び量産態勢に入り、自身が2022年に打ち立てたア・リーグ記録の62本塁打に迫れるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]