ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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カブス戦で47号&48個目の盗塁

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたカブス戦に「1番・DH」で先発し、初回にシーズン自己新となる47号ソロを放った。さらに2回には四球で出塁すると二盗を決め、史上初の「47本塁打&48盗塁」に到達。敵地放送局では、元MLB選手の解説が「怖い映画を見ているみたい」とあるシーンについて驚きを口にしていた。

 初回に時速118.1マイル(約190.1キロ)の弾丸47号をかっ飛ばした大谷。2回には足で魅せた。四球で出塁すると、3番フリーマンの打席でスタート。捕手もいい送球を見せたが、滑り込んだ大谷の足が一瞬早く、二盗に成功。これで今季48個目となり、連続成功記録も「25」に伸ばした。

 カブス側の米イリノイ州地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の試合後番組では、ホストを務めるコール・ライト氏が「この男はバットを振るたび、ステップするたび、50-50に近づいてきている」と、前人未到の「50本塁打&50盗塁」に大谷が肉薄していることについて触れた。

 盗塁の映像が流されると、メッツなどで17年間プレーしたクリフ・フロイド氏が「彼のペースはばかげている」と驚きをもって言及。現役時代に通算233本塁打、148盗塁をマークしている同氏は「私たちはただ座っていて、ただ素早く瞬きしたら……怖い映画を見ているみたいに。行かないでーーー!って思ったら、もう彼はそこにいるんだ」と表現した。気付いたら先の塁に進んでいる大谷について、まるでホラー映画のように感じているようだ。

(THE ANSWER編集部)