ドジャース―カブス戦で日本人4選手が出場した【写真:ロイター】

写真拡大

大谷、山本、今永、鈴木の同時出場を韓国はこう見た

 10日(日本時間11日)に米ロサンゼルスで行われたドジャース―カブス戦には、大谷翔平投手をはじめ4人の日本人大リーガーが出場し話題となった。この試合に違う視線を向けているのが韓国だ。同国のメディア「スターニュース」が「日本はMLB1試合に4人同時出撃、韓国人大リーガーは全滅…チュ・シンス、リュ・ヒョンジンの空席が大きい」という記事で伝えている。

 記事は「韓国人大リーガーが怪我と不振で全滅した現時点だが、日本は1試合に4人の選手が出場している」として、11日の試合を伝えている。大谷に加え、山本由伸投手が怪我から復帰し先発。さらに対戦相手のカブスでも今永昇太投手が先発し、打線には鈴木誠也外野手がいることを紹介した。

 続けて「このように日本はお祭りムードだが、隣の韓国は笑うこともできない状況だ。10日時点で大リーグのアクティブロースターに登録された韓国人選手は誰もいない」として、今季大リーグで出場した韓国人選手の近況を紹介している。キム・ハソン(パドレス)とイ・ジョンフ(ジャイアンツ)は怪我で戦線離脱。ペ・ジファン(パイレーツ)はチーム内競争に敗れポジションをつかめずにいると伝えた。

 こう比較するのも、過去の栄光があるからだろう。記事は「1994年のパク・チャンホ(当時ドジャース)から始まった韓国人大リーガーの歴史は、2016年には8人が大舞台を踏む快挙をなしとげた」と報じている。

 さらにここからの“転落”について「2020年を最後に、チュ・シンス(元レンジャーズなど)が韓国プロ野球のSSGと契約し16年の大リーグ生活を終え、今季開幕前にはリュ・ヒョンジン(元ブルージェイズなど)がハンファに12年ぶりに復帰した。柱が消えた状況の中で大リーグでチャンスをつかんだキム・ハソンとイ・ジョンフは怪我。韓国人大リーガーは誰もプレーできずにいる」と嘆いた。

(THE ANSWER編集部)