ドジャース デーブ・ロバーツ監督

写真拡大

 「ドジャース3−6カブス」(10日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が右肩腱板損傷から復帰。6月15日のロイヤルズ戦以来、約3カ月ぶりのマウンドは60球の球数制限の中、4回4安打1失点、無四球、8奪三振と好投。今後の地区優勝争いや10月のプレーオフに向けて大きな希望をもたらした。

 試合後の監督会見。ロバーツ監督はチームの連敗に悔しさをにじませながらも「とても良かった。前進につながるものになった。直球の制球も良く、カーブ、スプリットも狙い通りだった。本当にエキサイティングだった」と絶賛した。

 ドジャースの先発陣は柱となるはずのグラスノー、ストーン、カーショーの3人が依然として負傷者リストに入っている。しかし、グラスノーがすでに2度目のブルペン投球を行い、13日に打者相手の実戦形式の投球練習を行うことが決まった。指揮官は「先発ローテーションに関しては24時間前に比べるとかなり気分が良い。我々が思い描いていたローテーションに戻りつつある」と満足感が漂わせた。

 チームはカブスに連敗し、2位パドレスが勝ったため、ゲーム差は4・5に縮まった。シーズン17試合を残し、地区優勝マジック13。山本が先発陣の救世主になろうとしている。